あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スペイそして西へ! (20) 〜ジャコバイト号その2〜

barvirgo2015-11-09

9/25(金)、小貫氏にバグパイプの演奏をして頂いた後は待ちに待ったジャコバイト号の出発です。
因みにジャコバイト号、座席は指定出来ません。
実はどこの席に座るかで見られる景色に結構差が出るのにも拘らずです。
そこで座席の取り方も考えました。
ただジャコバイト号に乗るんだったらスタンダードの席でも構わないのですが、どうせならジャコバイト号に乗る多くの方が写真や動画を撮りたがる、グレンフィナン高架橋を通過する画が撮れる進行方向左側(マレイグ行き時)を最低でも1つ取るにはどうするか?
まあ一人で乗車するんでは出来ない技ではあるんですが、あるじ達は9名、3人から取れるコンパートメント(個室)を取る事にしたのです。
実際乗車するまではどんな個室なのか分からなかったのですが、結果1つの個室と個室の半分を取る事が出来たのです。
そう!個室はなんと6人でワンボックスだったのです。
スタンダード席が4人がけで真ん中に通路があるタイプなので、この場合右側の席だと見る事は出来ても左側の席の方達で見づらくなってしまいますが、個室は左側に3席並び1室6名なので広さもありかなり外の景色が見やすくなっていました。
なので何度もジャコバイト号に乗るということもないでしょうし、もしグループで訪れるならコンパートメント、予約すると良いと思います。

 
 
ジャコバイト号から見る景色はスコットランド好きには堪りません。
しかもこの日の天候も晴れたり曇ったり雨が降ってきたりと色んな表情を見せてくれたのです。
だがしかし、あるじの乗ったコンパートメントには強敵が乗っていたのです。
コンパートメントなので扉も閉まる個室ではあるのですが、ファーストクラスでもあるのです。
個室で予約をしたのではなく、ファーストで予約したお客様でも個室のシートが空いていればそこに座れるのです。
なのであるじ達の席の向かい側に座られた方達はファーストで予約して乗車してきた方達でした。
そしてそれはオーストラリアからお見えになられたご夫妻と、インドから見えた青年だったのです。
遠くオーストラリアやインドからお見えになられ、ウイスキーを勧めても殆ど飲まれない方達です。
目的はあるじ以上にジャコバイト号からの景色を写真に撮る事なのは持っているカメラからして一目瞭然(乗り鉄撮り鉄)、なので必然と窓の奪い合いになってしまうのです。
気合に差がありすぎて、ちょっとあるじでは勝てませんでした。
通路に出て乗車口の窓を開けて写真や動画を撮るという手を見つけたのですが、これも時間の問題、オーストラリアの方かインドの青年は景色が良くなると張り付いてあるじは何も出来なくなってしまったのです。
そんな訳でせっかく個室を取ったにも拘らず、マレイグ行きではあるじが撮りたかった画を撮る事は残念ながら出来ませんでした・・・ (続く)

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