あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スペイそして西へ! (24) 〜もう少しオーバン〜

barvirgo2015-11-17

9/26(土)、オーバンの街に到着し、車を駐車場に入れて蒸溜所見学です。
因みにオーバンの街、無料の駐車場もあるらしいのですが、殆どが有料です。
しかし、それでも車は駐車場に入れた方が良いです。
スコットランドは駐禁すごく厳しいので、そこそこの規模の街で下手に路上駐車すると直ぐに違反切符が切られてしまうからです。
という訳で車を駐車場に入れてたぶん他の皆さんに少し遅れて見学に合流、原料のモルトの話あたりから自分も説明を聞いたのですが、確かオーバンは見学の前にちょっとした映像を見せてくれる筈です。
そして映像を見てから見学、見学中はディアジオ系の蒸溜所なので基本写真は撮れません。
特に今回は通常見学だったので、なおさら写真を撮る事はで来ませんでした。
なので、ここでは前回オーバン蒸溜所を訪れた時の写真を何枚か紹介します。
6年前の写真ですが、今回見学してみて殆ど変わった所もなかったので、オーバン蒸溜所の設備が少しは分かって頂けるかなと思います。
但し、古い写真で少しボケているのはご愛嬌という事でお許し願います。

左上はマッシュタン(糖化槽)、オーバン蒸溜所は小さな蒸溜所なんですが、その割りにはマッシュタンは結構大きな物を使用しています。
そして右上のウォッシュバック(醗酵槽)、木製で前回聞いた時は気がつかなかったのですが、オレゴンパインとかダグラスファーといった米松ではなくヨーロピアンラーチ、西洋唐松製なんだそうです。
これは本当に前回は気づかなかったので、また写真を見ただけでは何の材を使っているのか分からないので、小さな蒸溜所でそんなに見る物はないなと思っていても、見落としはあるので再び訪れて良かったと思いました。
で、左下の写真がポットスティル、オーバン蒸溜所は写真の初溜(右)・再溜(左)ワンセットのみで蒸溜を行なっています。
大きさも決して大きくないので、生産量はどうしても限られてしまうなというのが分かります。
それで右下はインターミディエートスピリットレシーバーといって、蒸溜して取り出したハート(樽詰めに回す原酒)の部分をいったん貯めておく容器です。
ステンレス製のレシーバーを使用しているところが多いのですが、オーバンは写真の通り、現在も木製のレシーバーでした。
そして見学ではこの後フィリングストア(樽詰め所)に移動して樽熟成の話など聞き、そしてそこに置いてある樽から注いだオーバンの原酒を少しテイスティングさせてもらい、最後にショップの脇にあるテイスティングカウンターで基本の14年物をテイスティングさせてもらってオーバン蒸溜所見学ツアーは終了となりました。

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