スペイそして西へ! (27) 〜ディーンストン蒸溜所その2〜
9/26(土)、さてディーンストン蒸溜所見学です。
通常はビデオを観てから見て周るようですが、あるじ達はビデオを観ないで見学スタート、先ずは中庭のようなところで樽の説明、そしてここディーンストン蒸溜所が元々は紡績工場で現在も紡績工場時代に水車で発電していた場所で水力タービンによる発電をしているというのは知ってはいたんですが、いざタービンハウスに入ってみると、その迫力たるや凄いものがあり、ここを見るだけでも他の蒸溜所とは違うなというのを感じました。
そして発電した電気、蒸溜所で使うのは勿論のこと余った分を外部に売っているというのですからたいしたもんだと思いました。
そして製造工程の見学、ディーンストンは比較的新しい蒸溜所ではありますがモルトミルはポーティアス製、グリストの比率は他でもよく聞く1:7:2(フラワー:グリッツ:ハスク)で、壁には手書きのグリスト比率が書いてあり、ほぼ毎回1:7:2の比率だというのが確認出来て面白かったです。
またマッシュタンは蓋の無いオープンエアの物で、小さな蒸溜所では時々見ますが、ディーンストン規模の蒸溜所では珍しいなと感じました。
そしてウォッシュバック、これは木製ではなく金属製でステンレスではなかったです。
でスティルハウス、ポットスティルは初溜2基の再溜2基、映画「天使の分け前」に出てきたものです。
そうそう、今回ディーンストン蒸溜所を見学に訪れた事で、あるじ的には「天使の分け前」に登場する蒸溜所全てに訪れたって事になりました。単なる自己満足ですが、ちょっとこれはこれで嬉しかったです。
そしてフィリングストアで樽詰めや樽の話を改めて聞き、見学の最後はウェアハウス(貯蔵庫)です。ここも紡績工場時代の造りをそのまま残して使用しているので、他の蒸溜所にはない独特なアーチ状の天井を持つ不思議な空間でした。
またこのウェアハウスには先にも触れた映画「天子の分け前」のケン・ローチ監督や主演のポール・ブラニガンのサインが書かれた映画の記念樽なんていうのもありました。
で蒸溜所の見学は終了、この後テイスティングをさせて頂き、あるじはハンドフィルのウイスキーを買ってこの旅最後の蒸溜所見学を終えたのでした。
にほんブログ村