仕入れません。
ここ数日、あるじのフェイスブックやツイッターのタイムラインには、来月2日(火)発売のサントリーシングルモルトウイスキー「山崎シェリーカスク2016」が結構登場してきます。
海外でも発売されるようで、海外でも多くの注目を集めている印象は受けます。
まあ「山崎シェリーカスク」といえば一昨年ジム・マーレイ氏の「ウイスキーバイブル」で世界ナンバーワンに選ばれ、国内外で話題に上ったウイスキーでもあるので、それが久々にリリースされるというのですからある意味この発表でネット上にこの話が沢山アップされるのは仕方ないとは思うのですが、なにしろ今回の販売価格が前回に比べとても高く設定されているのです。
確か前回の販売では税抜き10,000円が定価だったと思うのですが、今回はなんと!!36,000円と3.6倍にも跳ね上がっているではありませんか・・・
あるじもサントリーにも諸事情があるのは分かっているので、値上げ自体は否定しないのですが、いきなりこの価格まで跳ね上がってしまうとちょっと仕入れるには抵抗を感じてしまうのです。
もしあるじがコレクターなら1本ぐらいは買ったかもしれませんが、あるじはコレクターではなくバーオーナーで、買ったウイスキーは全てお客様に提供する事にしているのです。
なので現在のウイスキー事情ももちろん考えて、例えばもし今回の「山崎シェリーカスク2016」が20,000円だというのであれば、コストパフォーマンスとして決して良いとは思いませんが悪くも無いと思うので仕入れる事を検討もするのですが、流石に36,000円、店での提供価格を考えるとちょっと仕入れるのは厳しいかなと思っています。
とはいえ、この「山崎シェリーカスク2016」を否定しているのではなく当店においての考え方なので、飲んでみたい飲ませてあげたいと考える皆様には是非買って頂きたいと思っています。
但し、飾るだけの方や特に転売目的の方には買ってもらいたくはないので、是非販売する酒屋の皆様においてもそうした転売されない為の方法をよく考え、販売して頂きたいと思います。
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