あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スコッチウイスキーも少ない

barvirgo2016-04-15

「The truth about the Scotch whisky shortage」、スコッチウイスキー不足の真実とでもいう記事があったので簡単に紹介します。
朝の連ドラ「マッサン」以降、日本のウイスキーも原酒不足で何かと話題になっていますが、ウイスキーの本場スコットランドでも原酒不足の問題に直面しています。
まあここ数年、日本でウイスキーブームが来る前から世界的にはウイスキーブームに突入していたのである程度想像はしていたのですが、思ったより深刻、そして思ったより楽観的なので、あるじ的にはホッとしています。
まあ深刻な点としては長期熟成モルト原酒の不足で、世界的にシングルモルトウイスキーの需要が伸びた為、2010年から2014年の5年間で11年以上熟成のモルト原酒は年平均で約6%ずつ減ったらしく2014年度時点でスコットランド全体の貯蔵量に占める割合が約11.6%ほどしかないそうです。
なので当然NAS(年数表記なし)のウイスキーが増えるわけです。
とはいえ長期熟成のウイスキーじゃないと美味しくないわけでもありませんし、最近は樽の使い方などもだいぶ工夫されるようになっているので若くて価格も手頃なウイスキーを造ってくれれば問題ないとあるじなんぞも思います。
また生産量自体は現在非常に伸びていますしね。
そして今回に記事で面白いのは、現在のウイスキーの価格高騰などはコレクターや投資の対象にしている方達がレアな物をオークションなどで吊り上げているからで、彼らは飲み手ではないから本当に手頃な価格で美味しいウイスキーを飲みたいと思っている人の邪魔にはならないと書いていた点です。
まあ確かに普通にウイスキー好きの方の邪魔にはならないと思いますが、ただちょっとは珍しいウイスキーや少し高くても良いウイスキーを飲みたい人にはそれでも邪魔な気があるじにはするんでが・・・、
とりあえず、そんなこんなでスコッチウイスキーが飲めなくなる様な事はないっていうのがこの記事のポイントでした。
まあ無くならないと思っていても、リアルな数字も実際の記事には掲載されていて、そうした数字をもとに記事など読むとやっぱりホッとするのが人情で、これからももっと多くの方にスコッチウイスキーを勧めていかなくてはと思ったあるじなのでした。

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