あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 イングランドのウイスキーメーカー

barvirgo2016-04-23

今日4月23日はセント・ジョージズ・デー、イングランド守護聖人である聖ジョージ(ゲオルギウス)の命日を記念する日だそうです。
そこで英国のお酒サイトではイングランドウイスキー造りをしている蒸溜所の特集が組まれていたりします。
イングランドウイスキーは、2006年に約100年ぶりにイングランドノーフォークに誕生したSt. George’s Distillery(セント・ジョージ蒸溜所)のシングルモルトウイスキーが日本でも発売されてウイスキー好きの方に少し知られていますが、その後クラフトディスティラリーといわれる小さな蒸溜所なども出来、現在は6つの蒸溜所が稼動していて、既にリリースされたウイスキーもあればこれからリリースされるウイスキーもあります。
これら6つの蒸溜所のウイスキー全てが日本で入手出来、飲めるようになるかは分かりませんが、少なくとも3蒸溜所、もしくは4蒸溜所のウイスキーは日本でも入手出来るようになるんじゃないかとあるじなんぞは期待をしております。
そして後で紹介しますが、日本で入手するのは難しいと感じているクラフトディスティラリーウイスキーは共にロンドンに誕生した蒸溜所のウイスキーなので、リリース後ロンドンに行く機会があれば入手して飲める可能性もあるんじゃないかと思っています。
という訳で、現在イングランドにある6つのウイスキー蒸溜所の名前だけではありますがご紹介致します。
先ずは本日セント・ジョージズ・デーに因んでではありませんが、St. George’s Distillery(セント・ジョージ蒸溜所)、既にウイスキーはリリースされていてその名も「イングリッシュウイスキー」で、これは日本でも時々リリースされています。
そして次は2010年からウイスキー造りを始めたAdnams Copper House Distillery(アドナムス・コッパー・ハウス蒸溜所)、ここのウイスキーも2013年に発売にはなっていますが、生産量が少ないのか日本ではリリースされておりません。
但しアドナムスのジンなどは日本でも発売されているので、これは今後日本でもリリースされる可能性は高いとあるじは思っています。
そして3つ目は2014年創業のCotswolds Distillery(コッツウォルズ蒸溜所)、この蒸溜所ではとりあえず最初3年物のウイスキーを発売する計画はあるそうで、2017年に初ウイスキーが誕生します。
この初ウイスキーが日本で入手出来るかは分かりませんが、ここコッツウォルズ蒸溜所で造られたジンは日本で発売されているので、ここのウイスキーも何時か日本で買えるんじゃないかな〜と思っています。
で4つ目はLakes Distillery(レイクス蒸溜所)、この蒸溜所も2014年の末にオープンでそれなりの規模の蒸溜所なので、ここのウイスキーもリリースされれば日本に入るんじゃないかな〜と期待しています。
そして残り2つがロンドンに誕生したクラフトディスティラリーで、1つはEast London Liquor Company(イースト・ロンドン・リキッド・カンパニー)でここは創業は2014年、ウイスキーの生産は2015年になってからだそうです。
そしてもう1つがThe London Distillery Company(ザ・ロンドン・ディスティラリー・カンパニー)、創業は2011年でロンドンでは100年超ぶりに誕生したウイスキー蒸溜所だそうです。
なのでイースト・ロンドンより先にウイスキー造りはスタートしているようですが、今のところウイスキー自体のリリースはないのですが、年100樽分ずつウイスキーは仕込んでいるそうです。
1年間に100樽なので、これはウイスキーがリリースされても販売量はかなり少ないと思われるので、おそらく現地に行かないと入手するのは難しそうです。
てな具合に現在6つのウイスキー蒸溜所がイングランドでは頑張っており、それ以外にもビール醸造所とサイダー蒸溜所が合作したウイスキーがあったりと、イングランドウイスキーも少しずつ面白くなっているようです。
なので今夜はあるじ、聖ジョージに献杯という意味でもイングリッシュウイスキーを飲もうかなっと!

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