あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 エジンバラ〜キャンベルタウン〜アイラ  −16−

barvirgo2016-06-15

5月3日(火)、ブルックラディ蒸溜所の見学は続きます。
ミルハウスの次はマッシュハウス(糖化室)です。
マッシュタン(糖化槽)を昨年の年初に修理していたのは知っていましたが、外側をラディブルーに塗っているとは知らなかったのでちょっと驚きました。
中庭に停まっていたタンクローリーといい、ラディブルーが蒸溜所内だいぶ増えたなと感じました。

そして過去3回は空だったマッシュタン、今回は麦汁を抜いた後なのかオクトモアのドラフ(麦芽カス)がまだ入ったままで、少し食べさせてもらいました。
かなり糖分は抜けている筈なのですがそれでも若干の甘さとスモーキーさが感じられ、アイラの牛は良い餌を貰ってるな、とも思いました。
そしてタンルーム(醗酵室)へ、ブルックラディ蒸溜所のウォッシュバック(醗酵槽)は木製、オレゴンパインで出来ている物とスコティッシュパインで出来ている物があります。

そしてスプリングバンク蒸溜所同様、ここもスイッチャー(泡切り)を付けていない数少ない蒸溜所の1つです。
なので泡が吹き零れないよう調整しながら醗酵させていると思ったのですが、蓋が吹っ飛んだ事もあると言っていたので、酵母を入れる量というのもある程度は決まっているのでしょうが、気候によっては想定通りにならない事もあるようです。
そして最近では飲ませてくれるところが減ってきたウォッシュ(ビア)の試飲、見学する上でこうした事をさせて貰える蒸溜所はありがたいです。
〜続く〜

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