あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 エジンバラ〜キャンベルタウン〜アイラ  −18−

barvirgo2016-06-20

5月3日(火)、ブルックラディ蒸溜所の見学についてもう少し、スティルハウスの見学を終え、製造工程の見学は終了です。
見学の最後は熟成工程、ウェアハウス(貯蔵庫)を見学させていただきました。
見学させて頂いた貯蔵庫までは少し歩くのですが、その途中に蒸溜所の目の前の海ロッホインダールの底に沈んでいたという水中機雷が展示してありました。
ラディブルーに塗られた機雷を見ると、戦争はこんなスコットランドの小さな島にも暗い影を落としていたんだなと改めて戦争はいけない事だと強く思いました。
そしてウェアハウス到着、今回は運が良く樽から原酒を払い出しているところを見ることが出来ました。

写真の樽から原酒が払いだされ、左側に置いてあるタンクに汲み上げられるわけです。
とても短い動画ですが払い出しの様子を撮っているので、宜しければこちらもご覧下さい。
 
暗くて分かりづらいですがドボドボ原酒が出てきてたんですよ。
でウェアハウスの奥へ、ラディのウェアハウスはダンネージ式とラック式で貯蔵が行なわれていて、訪れた時は新しいウェアハウスを建てており、そのウェアハウスで貯蔵する為の樽を場所を取らないよう保管する為にパラタイズ式で積んでありました。

写真左がラック式、真ん中の写真のの右側に写っているのがダンネージ式、そして右の写真がパラタイズ式です。
まあ下手くそな写真ですが、貯蔵方式を言葉で説明するよりは写真で見た頂いた方が分かると思うので、ここは宜しければ写真を大きくしてご覧になってみて下さい。
またラディの凄いのは樽の種類の豊富さで、200種類以上の樽種で熟成させているそうです。
まあおそらくワイン樽の種類が多いのだと思いますが、それにしても200種類以上というのはビックリですよね。
という訳でそんなこんなあり、ブルックラディ蒸溜所の見学は終了しました。
まあこれもタイミングなので何ともいえませんが、前回はボトリングホールも見せてもらっているので、皆さんが訪れる時にはボトリングホールがご覧になれる事もあるかもしれませんよ。
で最後ショップに戻り、通常ツアーならラディのウイスキーを何か1杯、25ポンドのWarehouse Experience(ウェアハウス・エクスペリエンス)だと蒸溜所のすぐ裏手の小さな貯蔵庫で特別なシングルモルトを4〜5杯飲ませてもらえる筈です。
まあ毎回同じウイスキーを提供している訳ではないのでしょうが、あるじ的にはシャトー・マルゴーの樽で熟成中の「ポートチャーロット」がとてつもなく美味しく、ドライバーをしていたのにも拘らず少しその場で飲んでしまいました・・・
〜続く〜

にほんブログ村