あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 エジンバラ〜キャンベルタウン〜アイラ  −20−

barvirgo2016-06-24

5月4日(水)、ジュラ蒸溜所の見学です。
なのでこの日はまずジュラ島に渡るべくアイラ島とジュラ島を行き来するジュラ・フェリーの乗り場に向かいました。
ジュラ・フェリーの乗り場はPort Askaig(ポートアスケイグ)、スコットランド・メインランドとの行き来するフェリーも利用している港です。
車だと一番左端のレーンがジュラ・フェリーに乗る為のレーンになります。
なのでフェリーが着くまで左端のレーンに車を止めて待ちます。
近くにフェリーの事務所がありますが、フェリー代はフェリーに乗ってから係りの方に払います。
因みにジュラ・フェリーは予約が出来ず、しかも小さいフェリーなので、少し早めに乗り場に行く事をお勧めします。
本数も少ないですし、万が一乗れないなんて事になると蒸溜所見学に影響しますからね。 (参考までに今年の夏のタイムテーブルをここに貼っておきます。)

そして乗船、乗ってしまえば10分ほどでジュラ島です。
またジュラ島は1本道なので道なりに走れば迷うことなく蒸溜所に着けます。
そして蒸溜所に到着し、受付を済ませ見学ツアーが始まるまでの間外で待っていると何と!ジュラ蒸溜所のディスティラリーキャットがお出迎えしてくれたのです。(道で寝ていただけともいう・・・)
これが可愛い猫で、自分達が見学していたら最後の方は着いてきてくれました。
但し、名前を聞いたのですがよく聞き取れず名前は分かりませんでした。
なので何方か行った時、聞いて後で教えて頂けると幸いです。
で、蒸溜所見学スタート、先ずはガイドのお姉さんがジュラ蒸溜所の歴史など話してくれます。
1810年創業のジュラ蒸溜所、1901年に操業停止どころか取り壊されてしまった事、1963年に島の活性化という事もあり再建されたなんて話を伺うのですが、1963年はあるじの生まれ年でもあるので凄くジュラ蒸溜所に親近感を覚えました。
そして説明の後蒸溜所内に入り実際に見学、ジュラ蒸溜所も写真を撮る事が出来る蒸溜所なので是非皆さんも訪れる時はカメラを持って行って下さい。

写真左:ポーティアスのモルトミル
写真中央:マッシュタン(糖化槽)内部
写真右:タンルーム(醗酵室)でウォッシュバック(醗酵槽)を背に説明をしてくれたガイドの女性

そしてスコットランドで最も背の高いポットスティル(単式蒸溜器)なんだそうですが、スティルの形状や見る位置見る角度なのでしょう、高さを感じるのはやっぱりグレンモーレンジィ蒸溜所のポットスティルだな〜なんてこの時も思いました。
それからスティルハウス(蒸溜室)を出てフィリングストア(樽詰め所)に行き樽の話熟成の話など伺ってジュラ蒸溜所の見学は終了しました。
残念ながら今回はウェアハウス(貯蔵庫)の見学は出来ませんでしたが、ここのウェアハウスはラック式でなかなか迫力ある庫内です。

こうして見学を終えたら最後ヴィジターセンター兼ショップに戻りジュラのシングルモルトを試飲します。
各々好きなウイスキーを選び飲むのですが、飲んでいる時ヨメの膝の上にディスティラリーキャットちゃんが乗っかってくるというサプライズも楽しく、あるじ久しぶりのジュラ蒸溜所を堪能しました。
〜続く〜

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