あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 The Malt Maniacs Awards(ザ・モルト・マニアックス・アワード) 2016

barvirgo2016-12-15

ウイスキーに関するサイトの1つにMalt Maniacs(モルト・マニアックス)というサイトがあります。
このサイトでは2003年からモルト・マニアックス・アワードという独自のコンペティションを行い毎年年末に発表してきました。
そして昨日今年のアワードを発表しました。
因みにモルト・マニアックスのメンバーはぜウイスキー好きの方達ではありますが、基本ウイスキーの専門家ではありません。
ただウイスキー好きのウイスキーを広めたいと思っている方達がテイスティングして、今年はこれが良かったあれが良かった、と決めているのがこのモルト・マニアックス・アワード、通称MMAです。
そしてMMAではテイスティングしたウイスキーを価格帯(50ユーロ以下、50〜150ユーロ、150ユーロ超)毎に評価し、表彰しています。
専門家ではなくウイスキー好きな方が選ぶというのと、価格帯毎っていうのが良いですよね。
まあ今回の結果だけでいうと日本で手に入るウイスキーが殆ど無いので皆さんの参考にはあまりならないのですが、選ばれているウイスキーがあるじ的にちょっと驚きであり、また味わいでいうならやはりそうなのか!といった部分もあったので、全てここで紹介する事はで来ませんが、その結果を幾つか紹介させて頂きます。
まず今回のアワード対象ウイスキー全ての頂点に立ったSupreme Champion(シュプリーム・チャンピオン)に選ばれたのは「カヴァラン・ソリストC#S060821035シェリカスク」、シングルカスクの「カヴァラン」でした。
そして、それ以外各部門のカテゴリーや総合的な獲得点数などを見ても数多くの「カヴァラン」が受賞や上位に来ており、欧米での「カヴァラン」人気しかもシェリー樽熟成の「カヴァラン」が多く、ちょっとビックリするほどです。
日本でも今は「カヴァラン」が入手しやすくなっていますが、価格的には高いなとあるじなんかが感じるのは、この欧米での高い人気が「カヴァラン」を強気にさせているからなのかもしれませんね。
そしてあるじ的にもう1つ「おっ!」と思ったのが、デイリードラム(50ユーロ以下)部門に「カヴァラン」と同じ台湾、南投酒廠のシングルモルトウイスキー「Nantou Omar」が3種類選ばれていた事です。
まだまだ日本では馴染みが無いというか殆んど知られていないウイスキーですが、以前に比べると海外では確実に評価を上げているのかもしれないなと思いました。
なので「Nantou Omar」をまだあるじも飲んだことが無いので、機会があれば飲みたいなと思いました。
といった具合で今年のMMAは台湾のウイスキーが非常に多く選ばれており、これから台湾のウイスキーは要チェックだなと思います。
それで、MMAの各アワードや点数などの結果が知りたい方がいらっしゃるようであれば、こちらでご覧頂けますのでこちらをご覧ください。
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