あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Falkirk Distillery(フォルカーク蒸溜所)も

barvirgo2017-01-25

この秋オープンするそうです。
あるじがフォルカーク蒸溜所建設の話を聞いて早4年、その進捗状況がどうなっているのか個人的に気にしていたので、今回Falkirk Heraldに今年の10月オープンの記事が出て、凄く嬉しくなりました。
(右上の写真は1年半前のもの、現在建物はほぼ完成しています)
因みにフォルカーク蒸溜所が誕生するフォルカークは、スコットランドのローランド地方、エジンバラグラスゴーのちょうど中間点を北に少しばかり上がったところで、今は無きローズバンク蒸溜所が在った街なのです。
そして街ではローズバンク蒸溜所が閉鎖した後景気が落ち込み、当初はディアジオからローズバンク蒸溜所を買い取り再建しようと考えたそうですが、これはローズバンクの名称使用などの権利問題等もあり断念し、新規の蒸溜所を造る事にしたそうです。
そして街に新たな蒸溜所建設の許可を取ったのが2009年、当初の予定では2014年には完成し、ウイスキー造りも始まっていた筈ですが・・・
まあそこはスコットランド、3年遅れとはなりましたが無事オープンに漕ぎ着けそうなので良かったんじゃないかと思います。
また蒸溜所の建設は街の景気回復・雇用拡大を考え行われたもので、蒸溜所の誕生で86名の方がフルタイムで仕事に着けると現在想定されているそうです。
86名も雇用が増えるなんてどんな蒸溜所を造ったのか?と思わないではありませんが、エジンバラからもグラスゴーからも近い為相当数の観光客が街に訪れると予想しているようです。
という訳で当然ヴィジターセンターは設けられ、ウイスキーは最低3年経たないと販売出来ませんが、1ヵ月後から早速ニュースピリッツの販売は始めるそうです。
それとフォルカークの街にはローズバンク蒸溜所があったと書きましたが、現在ローズバンク蒸溜所はアランブルワリーが買い取り醸造所としてビールを造っているのですが、確かディアジオ社との交渉が成立しウイスキーも造っても良いことになったのですが現在はどうなっているのでしょう?
こちらも気になりますし、もしウイスキー造りが始まって見学も出来るとなればそれこそフォルカークの街を訪れる人も増え、街の景気もずっと良くなると思うのですが・・・
そしてそうなったら是非フォルカークの2つの蒸溜所を見学に訪れたいと思うあるじなのでした。
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