あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 現存する世界最古のウイスキー

barvirgo2017-03-16

と言われるOld Vatted Glenlivet 1862(オールド・ヴァテッド・グレンリヴェット1862)が、今週14日にポーランドワルシャワ開封されたそうです。
1862年って155年前です。
そんな昔のウイスキーがまだ残っているのも凄いですが、開けるとは・・・
このウイスキーを所有していたのはザ・ウイスキー・エクスチェンジのオーナー、スキンダー・シン氏で開封したのはウイスキー・エキスパートとして著名なチャールズ・マクリーン氏とエドワード・ベイツ氏、こう書かれたのを読むと何かウイスキーのイベントで開封し集まった皆でテイスティングでもするのかと思いがちですが・・・
なんとラグジュアリー・コレクションを展開するWealth Solutions(ウェルス・ソリューション)という会社が、スイスの時計メーカーLouis Moinet(ルイ・モイネ)と組んで来月から発売するWhisky Watch(ウイスキー・ウォッチ)にこのオールド・ヴァテッド・グレンリヴェット1862を入れるからだそうです。
入れるって・・・、そう入れるそうです。
なんとウェルス・ソリューションという会社、Spirit Watches line(スピリット・ウォッチズ・ライン)というシリーズで今までにも1762年のコニャクを入れた時計や1780年のラムを入れた時計をリリースしてきたそうです。
時計の中に液体が入ったら金属が錆びて時計が直ぐに動かなくなりそうですが、まあ大丈夫なんでしょうね。
しかしそれは措いといて、そんなスピリッツを入れた時計を作るのもビックリですが、そこに世界で最も古いスピリッツを入れようと考えるなんて・・・
どうせボトルを開けるならそんな時計に入れるんじゃなく飲んでもらいたいです。
で、そんなウイスキー・ウォッチ、限定50個だそうでケースによって価格が違うのですが、価格の安い方で約200万円超、高い方は520万円超だそうです。
なんかとっても勿体ないと思ってしまうのはあるじだけなのか?はたまたこのグレンリヴェット1862は50個分の時計に使われるだけだから残った中のウイスキーは誰かが飲むのか?っていうか飲んで欲しい!!な〜んてそんなこんなを考えてしまう今回のニュースでした。
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