あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Clydeside distillery(クライドサイド蒸溜所)の

barvirgo2017-06-29

ディスティラリーマネージャー(蒸溜所所長)が決まりました。
この年内にはオープンする事が決まっているスコットランドグラスゴーの街中にオープンするクライドサイド蒸溜所、この蒸溜所のマネージャーが先日決まったと発表されました。
因みにこのクライドサイド蒸溜所、オーナー会社をMorrison Glasgow Distillers(モリソン・グラスゴー・ディスティラーズ)といい会長の名前はTim Morrison(ティム・モリソン)といいます。
で、それが何?と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、現在ビーム・サントリー傘下の蒸溜所であるボウモア蒸溜所、このボウモア蒸溜所のオーナー会社名がモリソン・ボウモアで、ティム・モリソン氏はもともとはボウモア蒸溜所オーナー家の方だったのです。
そしてモリソン・ボウモア社をサントリーに売却したお金を原資にインデペンデントボトラーのA.D.ラトレーを立ち上げたり、このクライドサイド蒸溜所の計画がスタートしたのです。
そしてもう直ぐ蒸溜所も稼動するという事で迎えたマネージャーが写真の方、Alistair McDonald(アリステア・マクドナルド)氏で、ウイスキー業界で30年以上勤め上げてきた方で、クライドサイドに移る前はオーヘントッシャン蒸溜所のマネージャーをされていた方なのです。
オーヘントッシャン蒸溜所もモリソン・ボウモア傘下の蒸溜所なので、ティム・モリソン氏もよく知っていらっしゃったんでしょうね。
まあ確かにアリステア・マクドナルド氏の経歴を見るとアイラ生まれでボウモア蒸溜所で働き始め、その殆どがモリソン・ボウモア社傘下の蒸溜所関係ですしね。
という訳でグラスゴー市内、クライド川に面してとても訪れやすい場所に出来るクライドサイド蒸溜所、良いマネージャーも見つかりこの先が楽しみです。
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