あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 キルホーマンに新キルン

barvirgo2017-07-08

スコットランドアイラ島に2005年創業し、家族経営ながら想像以上に早いスピードで成長しているキルホーマン蒸溜所、あるじが初めて蒸溜所を訪れた時はボヤを出したキルン(乾燥塔)に焦げた跡が残るまま使用していたのが嘘のように今も拡張工事を行なって、新たなモルトフロアとキルン(写真)がこの秋にも完成するそうです。
今までは可愛いモルトフロアで、1回に2トンのモルティングしか出来なかったのですが、新しいモルトフロアでは1回に5トンのモルティングが出来るそうです。
1回で今までの2.5倍のモルト(大麦麦芽)が造れるわけですからキルンも大きくしないといけないのは分かりますが、出来る事なら今までのキルンも残して欲しい気がします。
なんとなくまだ12年弱ですが、あのキルンにはキルホーマンの歴史が刻まれている気がしますしね・・・
で、キルホーマン蒸溜所はロックサイドファームを自社農場にしてアイラ産大麦も今まで以上に確保出来るようになっているので、「100%アイラ」のシングルモルトウイスキーも今まで以上に生産量を増やすそうです。
まあそれにしてもキルホーマン蒸溜所、あるじは暫くアイラ島には行けそうもないので、次に訪れた時にはどうなっているのか?それはそれで楽しみです。
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