あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 タラモアへの道

10/7(土)、前日の夜はホテルの近くを探しましたが入ってみたい店も無く、ホテル前のピザ屋でピザを買い近くのスーパーでビールを買い、結局ホテルの部屋でワールドカップ・ヨーロッパ予選(アイルランド戦)を見て寝てしまいました。
そしてこの日、先ずはトラムという路面電車に乗ってダブリンから南西部方面行きの列車が出るヒューストン駅に向かいました。

事前に調べた時刻表ではヒューストン駅午前9時25分発の列車に乗れば10時18分にタラモアの駅に着き、そこからタクシーに乗れば10時半に予約していたタラモアデュー蒸溜所にちょうどピッタリぐらいに着くな!と思っていたんですが・・・
駅について案内表示を見てもタラモアに行くGALWAY(ガルウェイ)行きがありません。
とりあえず同じ方面に向かう同時刻発の列車の運転手に聞いてみましたが、この列車は違うと言われます。
そして駅員を見つけて聞きましたが直ぐには分からず、駅員さんが電話で聞いてくれてやっと乗る列車を見つけたんですが直ぐには乗れず、そして発車時刻になっても列車は出ず、結局ダブリンを出発したのは午前10時だったのです。
しかも時刻表では快速でタラモアは2つ目の駅の筈なんですがなぜか各駅停車になっていて、タラモアまで途中6つの駅に停まるという状況でした。
そしてこれだけでは終わりません。
ガルウェイ行きの列車は単線で、3つ目の駅でダブリン行きの列車を優先させるのか駅に約50分も停車して上り列車2本通り過ぎるまで待たされたのです。
なので10時18分にタラモアの駅に着くなんて夢のまた夢、実際にタラモアの駅に着いた時には12時を回っていたのです。
そして何がムカつくって到着の直前に、「この列車は9時25分発ガルウェイ行き、途中停車駅は・・・」なんていうアナウンスが流れた事ですね。
9時25分にダブリン出てないし、到着時間だって全く違っているのに何故こんなアナウンスするんだ?って怒るより悲しくなりました。
それで帰ってからヨーロッパにいらっしゃったことのあるお客様と何度かお話したんですが、そんな列車が遅れるなんて良くある事だと言われ、今まで殆どスコットランドにしか行っていなかったので、スコットランドの交通事情が逆に如何に凄いかっていうのを感じました。
スコットランドでは何の説明もなく列車・バス・フェリーが遅れるなんて日本並みに無いですからね。
ただ、タラモア蒸溜所に着いたのが約1時間半遅れだったにも拘らず、受付けのお嬢さんは遅れたことを意にも介さず、「それじゃ12時半からのツアーに参加してね!」っとこっちの方が気が抜けるぐらい何事も無かったように対応してくれたので、きっと予約時間に遅れるゲストってきっと他にもたくさん居るんだろうなと思いました。
スコットランドじゃ1時間も遅れたら「何があったの?」って間違いなく聞かれますからね。
という訳でタラモア蒸溜所の話はまた後日・・・
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