あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 サントリー白州蒸溜所へ行って来た! 〜2〜

barvirgo2018-01-29

さて、2年2ヶ月ぶりのサントリー白州蒸溜所、日曜日でしたが冬の時期という事もあってか前回に比べ一般で見学に訪れて来られている方は少なく、実際白州蒸溜所の見学ツアー予約ページを見ても土・日が全て満杯という状況ではなくなってますので、皆さんも申し込んで蒸溜所見学に是非訪れてみて下さい。
というような現在の白州蒸溜所、それでも蒸溜所限定ウイスキーなどは直ぐに売切れてしまうというんですから、ウイスキー人気がが凄いのか?はたまたまだまだ原酒が不足してるのか?まあどっちもなんでしょうけどこの状況が改善する日が早く来てくれることを祈ってます。
で、あるじ達の蒸溜所見学、先ずはセミナールームで「白州」のブランドセミナーを受けてもらいました。

サントリーが何故山崎に次ぐ第2の蒸溜所を白州に造ったのか?など伺います。

白州蒸溜所を建てた場所の四季であったり水がとてもウイスキー造りに適していたからだそうです。
白州の水は山崎に比べても凄く柔らかいですしね。

そして見学、ピートやモルトの展示が以前とはちょっと変わっていました。
そしてサントリーではノンピーテッドのモルトとピーテッドのモルトを輸入していて、それぞれ別々に使用したり合わせて使用していることは教えてもらえたんですが・・・
どの程度のピートレベルのモルトを入れているのかやピーテッド・ノンピーテッドを合わせて使う際の配合などは企業秘密という事で教えてもらえませんでした。
ん〜ん残念。
それから糖化槽、醗酵槽の見学、今回も特別にマッシング中の糖化槽内を見せてもらったり、醗酵槽にウォート(麦汁)が注がれているところを見せてもらうなど良いタイミングでの見学が出来ました。


でその後は蒸溜室へ!
蒸溜の説明は蒸溜室の外で伺いましたが今回も特別に蒸溜室内に入れてもらい、動いている蒸溜所の熱気や香りを直に感じさせてもらいました。
あるじが昔見学させてもらった時は蒸溜室内に入れてもらっても涼しいって事もあったので、ウイスキー造りが行なわれているのが実感出来凄くうれしくなってしまいます。

そして見学の最後は貯蔵庫です。
貯蔵原酒がここ白州と山崎蒸溜所、それに近江のエージングセラーを含めてだそうですが現在120万樽に増えたそうで、見学させてもらえる貯蔵庫の空気でさえとても1月とは思えないアルコールの香気に満ちて、これは30分も居たら酔ってしまうなと感じました。
また原酒は増えてもウイスキーはリリース出来ない、ウイスキー造りの難しさ大変さを感じた貯蔵庫見学でもありました。
そして蒸溜所見学の最後はテイスティング、「白州」の構成原酒と完成した「白州」を飲んで、ブレンドの妙を感じます。

「白州」の場合はベースとなるホワイトオーク樽熟成原酒があり、そこにヘビリーピーテッド原酒やシェリー樽原酒、それにライトリーピーテッド原酒が加わり造られているそうです。まあ実際にはもっと複雑なんでしょうが・・・
という訳で今回のサントリー白州蒸溜所見学についての話はこれでお終い。
ここに全てを書く事は出来なかったのでもっと話を聞きたいという方はあるじの店「BAR Virgo」までお越し下さい。
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