あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 The Millionaires' Club (ザ・ミリオネア・クラブ) 2018

barvirgo2018-06-11

毎年前年度の世界のお酒の売上げをまとめ、100万ケース(1ケース9L換算)以上売れたお酒の数量とランキングを発表しているThe Millionaires' Club(ザ・ミリオネア・クラブ)が先日2017年度の結果を発表しました。
そして今年も世界で一番飲まれているお酒は「ジンロ」、7,680万ケースと2位以下にダブルスコア以上の差をつけ圧倒的な数量での1位でした。
そしてなんといってもあるじが気になるのはウイスキー、上位は相変わらずインドのウイスキーで1位に「オフィサーズチョイス」、2位に「マクダウェルNo.1」の2強が抑え、「インペリアルブルー」と「ロイヤルスタッグ」と4位までインドのウイスキー、そして5位に「ジョニーウォーカー」が1,830万ケースで入り1,290万ケースの「ジャックダニエル」が続く状況でした。
因みに昨年度のミリオネア・クラブでは30位までのウイスキーが紹介されているのですが、そのうちの14銘柄がインドのウイスキーとなってます。
まあなにしろインドが英国の植民地だった時代にウイスキーを飲む文化が育まれ、且つ世界第2位の人口を持つ国なのである意味これは仕方ないともいえますね。
そんな中日本のウイスキーブームも続いているのか?サントリーの「角瓶」が470万ケースで18位、ニッカの「ブラックニッカ・クリア」が300万ケースで26位の販売数量を記録したそうです。
それともう1つあるじが気になるのはスコッチウイスキーで、これは100万ケース以上売れた21銘柄のランキングと数量が発表されているのですが、基本ほぼ例年通り「ジョニーウォーカー」が2位以下に3倍近い差をつけて圧倒的な1位、そして21銘柄のうち19銘柄がブレンデッドウイスキーで、シングルモルトで100万ケース以上売れたのは「グレンフィディック」と「グレンリヴェット」の2銘柄でした。
シングルモルトウイスキーで100万ケース以上売るって、「グレンフィディック」と「グレンリヴェット」、本当に凄いです。
ミリオネア・クラブは1ケース9リットル換算なので750mlのボトルで12本、現在北米以外では700mlのボトルが主流ですから実際にはもっと多くのケース数になるでしょうからね。
そしてもう1つ凄いと思ったのが「ヘンドリックス」、現在の世界的なジンブームが後押ししているのだろうとは思いますが、世界で8ブランドしか100万ケース以上売れていないジンの中で一昨年の90万ケースから昨年は110万ケースと、決して安くないプレミアムジンにも拘らず17%の伸びで100万ケースオーバーを達成していたのです。
そういえば日本で「ヘンドリックス」の代理店をされている三陽物産の方も仰っていましたが、本当に売れ行きが伸びているそうです。
まあなどなど「ミリオネア・クラブ 2018」、上記以外のカテゴリーのお酒についても当然100万ケース以上売れているものは全て紹介しているので、色々その他のお酒がどれだけ売れているのか気になる方はこちら、「ミリオネア・クラブ 2018」をご覧下さい。
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