あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

アバディーンからの弾丸ツアー   〜9〜

barvirgo2018-12-18

11月23日(金)スコットランド3日目です。
一晩お世話になったザ・ハイランダー・インと皆川さんに別れを告げ、先ずは最初の目的地トマーティン蒸溜所に向かいました。
トマーティン蒸溜所は今回のスコットランド蒸溜所見学であるじが唯一再訪した蒸溜所です。
なるべく幾つもの蒸溜所を周ってそれぞれの蒸溜所の造りや拘りの違いなどを知りたい・感じたいというのはもちろんあるんですが、訪れた事のある蒸溜所でも1回の見学では気づかない新たな発見や変化を知ることが出来たりするので、時には今回のように以前訪れた蒸溜所でも1回見学しているからいいや!ではなく、今度はどんな発見があるのだろうと訪れてみるのも良いと思うのです。
それとトマーティン蒸溜所モルトウイスキー蒸溜所の栄枯盛衰を凄く感じられる蒸溜所で、とても見学する価値の高い蒸溜所だとあるじは思っているのです。
という訳でトマーティン蒸溜所にほぼ予約を入れていたとおりの午前10時半前に到着、ヴィジターセンターで受付けを済ませ約3年ぶりに見学させて頂きました。
案内をしてくれたのはKen(ケン)さん、結構な早口で話を聞くのは一苦労でしたがとても良い方でした。
色々蒸溜所の歴史やトマーティンがいかにファミリー的な蒸溜所なのかなど話してくれて、そして製造工程も一つ一つ丁寧に教えてくれました。
それと写真は撮らせてもらえなかったのですが、前回は見上げるだけだったポットスティルをすぐ近くで見せてもらい、ポットスティルに関する拘りなど教えてもらいました。
最盛期に比べ規模は小さくなったとはいえ今でも大きな蒸溜所で昔ながらの蒸溜状況をチェックする木のボールを今もなお使っていたり、蒸溜に関しては昔からのやり方を変えないのだというのを強く感じました。

で、製造工程の次はフィリングストア(樽詰所)兼樽置き場&小さな樽工場を見せてもらいました。
大きな蒸溜所にしては可愛い樽工場って感じなのですが、今は樽工場を持たない蒸溜所も多いので、自前で持っているのは偉いなぁと思います。

そして見学としては最後ウェアハウス(貯蔵庫)を見せて頂き、今回は前回とは違って素敵なテイスティングルームで見学後のお楽しみ、トマーティンのウイスキーテイスティングさせて頂きました。
因みにドライバーはテイスティンググラスに入っているウイスキーを自分で持ち帰り用の小瓶に入れるシステムになっていたので、あるじは小瓶に入れて持ち帰りました。
続く・・・
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