あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 グレンタレット蒸溜所の

barvirgo2018-12-25

買い手が決まったそうです。
スコットランドで現存する蒸溜所としては最も古い蒸溜所ともいわれるグレンタレット、タウザーというギネスブックにも載っている世界で一番ネズミを捕まえた猫が居たことでも有名ですし、訪れると今でも世界最大のウイスキーボトルが展示してある蒸溜所ですが今年6月に売りに出され、買い手がつかないな〜なんて思っていたら・・・
とうとう買い手が見つかり、来年春には新オーナーに引き継がれる事になるそうです。
で新たなオーナーですが、Silvio Denz(シルヴィオ・デンツ)氏という方が率いるArt & Terroir(アート&テロア)というところで、クリスタルで有名なラリックなど傘下に収めるスイスのグループ会社1つだそうです。
そしてArt & Terroirは、グループの中ではフランスのワインなどを手がけている会社だそうです。
その会社が今回グレンタレット蒸溜所の現在のオーナーであるエドリントンと合意し、新たなオーナーになると決まったそうです。
まあどこの会社がオーナーでも存続するという事が大事なので、まずは無事新オーナーが決まって良かったです。
それに蒸溜所スタッフの雇用は全て守られるそうですしね。
ただエドリントン、「フェイマスグラウス」のブランドは今までどおり維持していくそうなのですがグレンタレット蒸溜所にはフェイマスグラウス・エクスペリエンスという「フェイマスグラウス」のヴィジターセンターが併設されているのですが、これはどうなるのでしょう?
今までどおりグレンタレット蒸溜所に併設されたままなのか?それともグレンロセス蒸溜所にあるカティサーク・ヴィジターセンターに移すのか?(カティサーク・ブランドは手放している為)
まあ今のままグレンタレット蒸溜所に残りそうではあるんですが、なにしろ別会社になるわけですし、新オーナーが他社の「フェイマスグラウス」より蒸溜所の顔としてはタウザー(ギネスに掲載されている猫)を前面に押し出してくるかもしれませんからね。っていうか個人的にはタウザーを前面に出して欲しいんですが・・・
後は新オーナー、今度見学に訪れたら蒸溜所内の写真を撮らせてくれるオーナーだったら良いのになぁと思うあるじなのでした。
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