蒸溜所が出来る可能性が一段と深まりました。
エリクサー、正式名称はElixir Distillers(エリクサー・ディスティラーズ)、ロンドンの会社で日本でも有名なThe Whisky Exchange(ザ・ウイスキー・エクスチェンジ)の系列のインデペンデントボトラーです。
リリースしているウイスキーでは、「ポートアスケイグ」に「エレメンツ・オブ・アイラ」といったアイラのシングルモルトがあり、日本でもこれらは結構知られているし人気の高いウイスキーなんじゃないかと思います。
でこのエリクサー、前々からアイラ島に自社のモルトウイスキー蒸溜所を造りたいと言っていて、あるじも以前そんな話が出ている的な事をこの「小言」でも書いてはいるんですが、それがより具体的になってきました。
昨年末の12月、アイラ島が在る地域のArgyll and Bute Council(アーガイル&ビュート議会)にエリクサーが建てたい新しい蒸溜所の計画書を提出し現在審査を受けているところなのです。
なので審査が通り順調にいけば2021年にはまた新たなモルトウイスキー蒸溜所がアイラ島に誕生するという事になるのです。
そしてこの新たな蒸溜所の計画が結構凄い計画なのです。
先ずモルトウイスキーを造る為の蒸溜所ではありますが、モルトウイスキー以外のウイスキーも造れるようにするとか、自社畑で育てたボタニカルを使ってジンやラムを造れるようにするとか、または環境に配慮して貯蔵庫は地下に埋まるようにするそうです。
それ以外にも、最新の蒸溜設備を導入しながらもフロアモルティングをするためのモルトバーンを造るそうです。
などなどエリクサーの提出した計画にはまだまだここで書ききれないほど色々な計画があるのですが、蒸溜所名はまだ決まっていないそうです。
それと蒸溜所を建てる予定地ですが、これはポートエレンの街から東に約800メートル、アイラ南3蒸溜所から見ると西に位置し、エリクサーでは遊歩道も整備する予定なので、完成すると4つの蒸溜所を自転車や徒歩で行き来出来るようにもなるそうです。
これだけの計画でしかもこの蒸溜所が出来れば島に25人分の雇用も増えるというのですからおそらくこの計画は承認されると思うのです。
なのでこの蒸溜所がアイラ11番目の蒸溜所になるんだろうなと思います。
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