あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

メインランド最北のウイスキー蒸溜所が

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ウルフバーンから新しい蒸溜所に変わりそうです。
スコットランド・メインランド、インヴァネスから北上を続けて辿り着く最北の地 John O’Groats(ジョン・オグローツ)、この地にウイスキーの蒸溜所を造ると写真のご夫婦が計画を地元ケイスネスの自治体に申請し、この申請が承認されたそうです。
このご夫婦(Derek and Kerry Campbell)、12年近く前からウイスキー蒸溜所を持ちたいと考えていたそうで、その夢の実現に今回の承認を得た事で1歩進む事が出来たようです。
新たに出来る蒸溜所は初溜・再溜1基ずつのマイクロディスティラリー、年間の生産量もアルコール換算で6万リッターととても小規模の蒸溜所なんだろうと思われます。
そしてこの蒸溜所が出来るという事に関しては地元ジョン・オグローツの人達もかなり歓迎をされているようです。
まあこういっては何ですが、スコットランド最北の町(村)といった程度でしかないところにウイスキーの蒸溜所が出来れば、町(村)も有名になりますし、またヴィジターセンターも併設されるので蒸溜所を訪れる人も来てくれる様になりますからね。
そして地元に仕事も生まれる。
なのでこのご夫婦だけでなく町(村)ぐるみで新しいウイスキーの蒸溜所を造ろうとされている感が強く感じられ、なんだかとても良い蒸溜所が出来るんじゃないかと感じました。
またスコットランド・メインランド最北のこの辺り、2013年以前はウィックに在るプルトニー蒸溜所がメインランド最北、そして2013年からはサーソー出来たウルフバーン蒸溜所に変わり、そしてこの蒸溜所が出来ればまたメインランド最北が変わる、というあるじ的には話題的にもまたこれからノーザンハイランドの蒸溜所を巡るうえでも嬉しいニュースだと思い、ちょっと紹介させてもらう事にしました。
またこの蒸溜所、オープンは来年の夏を予定しているそうです。
という訳であるじ的には次ぎ何時ノーザンハイランドを訪れるか?まだ決まってはいないのですが、次ぎ訪れる時はこの辺りに泊まって、プルトニーにウルフバーン、そしてジョン・オグローツの3つの蒸溜所を見学したいと思います。