あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ボウモア」セミナー

barvirgo2007-06-21

一昨日、青山で行なわれた「ボウモア」のセミナーに行って来ました。
ボウモア」の歴史や新しくなった現在のビジターセンターの案内、出来たばかりのニューポットなど「ボウモア」6種のテイスティング、またPR用の映像など見せてもらいました。
という事で、聞いて来た話を簡単に説明します。
ボウモア」はDavid Simson氏が1766年にボウモアの土地を手に入れたところからスタートしたそうです。
そして1779年からウイスキー造りを始めたのだそうです。

そして何度か経営者が変わり、1963年からは現在の「Morrison Bowmore」社が経営しているそうです。

で、現在ではシングルモルトで世界のトップ10に入るブランドにまで成長したんだそうです。

ボトルのデザインの変遷、そして昨年11月に発表された新しいデザインのボトル


そして上空から見た「ボウモア蒸留所」

秋は行ったら、ガーデンコテージに泊まってみたい!なんて思っちゃいましたね。
まっ、それはおいといて・・・、
ボウモア」のウイスキーについても聞いて来た事を少し紹介します。
原料の大麦は全てスコットランド産、オプティック種を使っているそうです。
そして、全て自家製麦しているそうです。
仕込み水は「ラガン川」という川の水を使っているそうです。
ニューポットのアルコール度数はだいたい68.5%で、樽詰めする際は63.5%にして詰めるそうです。
また、樽詰めされるニューポットはヘッド(最初にポットスティルから出てくる部分)とテール(最後にポットスティルから出てくる部分)をカットして、使用されるハートの部分は22%だけなんだそうです。
これにはあるじ、ちょっとビックリしました。実はもう少し(35%ぐらい)樽詰めしていると思ってたんですよね。
で、カットしたヘッドとテールは初留釜に戻されるのだそうです。
まぁ、それ以外にもいくつかお話は伺ったのですが、全て書いているとまた長くなってしまうので(すでに長いって)、このぐらいにしておきます。