あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 2013 Ultimate Spirits Challenge (2013アルティメイト・スピリッツ・チャレンジ)

barvirgo2013-03-28

この時期お酒の世界ではコンペティションが多く、3/11〜15にアメリカ、ニューヨークでもアルティメイト・スピリッツ・チャレンジというコンペが開催され、その結果が発表されました。
因みにこのコンペティションは、3年前から開催されているULTIMATE BEVERAGE CHALLENGEの一環(他にはワイン・カクテル)で、スピリッツ・チャレンジとなっていますが、リキュールなどもここではコンペの対象となっています。
そして、このコンペも最近幾つもある他のコンペと同様にブラインドでテイスティングをして点数を付け、幾つもカテゴリーがありそれぞれのカテゴリー毎で特に高得点の物があれば、それにはChairman's Trophyが贈られるそうです。
なのでカテゴリーによってはChairman's Trophyに選ばれるお酒が無いカテゴリーもあります。
そしてもう1つこのコンペの特徴としては、アメリカのコンペなので当然ではありますがそれぞれのお酒のアメリカでの販売価格が結果と一緒に掲載されていて、消費者にとってコストパフォーマンスの良いお酒なのか等も合わせて発表している点です。
なので各カテゴリーの最高賞であるChairman's Trophy受賞のお酒であっても、消費者にお勧めする$マークが付いていない物もあるのです。
要は美味しくても高い物はお勧めしません、的なコンペでもあるんですね。
因みにあるじ、このコンセプトは凄く好きです。
いくら美味しくても高くて手が出ないお酒じゃ結局意味がないというか、あ〜そんなんですね!で終わっちゃいますからね。
まっ!そんなアルティメイト・スピリッツ・チャレンジ、カテゴリーも多くここで全てを紹介することは出来ないので結果が見られるようこちらリンクを貼りますが、今回の結果で凄いと思ったのはシングルモルトスコッチウイスキー部門でChairman's Trophyを受賞した「ハイランドパーク25年」で、全カテゴリー含めて唯一100点という点がついていた事です。
何しろ15人の審査員がいて、ブラインドでテイスティングして、そして誰もが完璧だと思わないと付かない点ですからね。
とはいえ、この「ハイランドパーク25年」もコストパフォーマンス的にはあっていないのか?消費者にお勧めする$マークは付いていないのです。
っていうか、アメリカの人からするとシングルモルトスコッチはもとから高いと感じているのか、1つもお勧めはないんですけどね。
てな感じのアルティメイト・スピリッツ・チャレンジ、結果を見るとまだまだ知らないお酒がたくさんあるし、皆さんが知っているお酒もどのくらいの評価がされているかも分かるので、よろしければ結果のぺーじご覧下さい。
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