あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

あるじのこだわり2

今日は昨日に続いて、BARにたいするあるじのこだわりを書いてみたいと思います。昨日は宣伝しない話と、化粧室のことを書かせてもらったので、今日はお見えになっているお客様にも分かりづらい造作のことを書きます。
1つ目は分かりやすい部分になりますが、店の扉を開けても中が見えないように造りました。これは知らないお客様が扉を開けたとき、入りづらくすることと、中で飲んでいるお客様が扉が開くことで、落ち着かなくなることを防ぐ為です。
そして2つ目は、カウンターの中の床を15センチほど低くしています。これはお客様をなるべく上から見下ろさないようにする為です。そのためメーキングはちょっと大変なんですけどね。
そして3つ目は、カウンターの中を広くしています。これは自分が働きやすいからというだけではなく、カウンターの内側が広いと、お客様からバックバーまでの距離が出来るので、圧迫感がなく広く感じていただけると考えたからです。
その他にちょっとしたことではありますが、スイッチ類はなるべくお客様の目に触れないところにつけたり、スピーカーも天井裏に隠すようにしました。
また、したくても出来なかったこともあり、カウンターは1枚板ではあるのですが、店を造るときの予算が足りなく途中で切れています。
そしてこだわりというか何というか、店の名前をつけるきっかけになった絵を、バックバーの中央に据えました。あと昨日もふれましたが、化粧室は広く造ってあります。
まあ、当たり前と言われてしまえばそれまでですが、こんな感じの造作をと考えていたものを造れたかなと思っています。と言うことで、今日は造作について書きました。これを読んで、それであんな店なんだとか、そんな店に行ってみたいと思っていただければ幸いです。