あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Laphroaig QA Cask

barvirgo2013-04-12

スコットランドアイラ島シングルモルトスコッチウイスキーラフロイグ」の新商品が、今月からトラベルリテイル(免税店)限定で発売されるそうです。
それが写真の「ラフロイグ・キューエー・カスク」、QAはQuercus Alba(クエルカス・アルバ)の略、クエルカス・アルバは樽材として使われているアメリカンホワイトオークの学名です。
そしてそのQAをウイスキーの名前をつけた理由は、この新しい商品がアメリカンホワイトオークの樽を使っているからだそうです。
ただ、通常ラフロイグで使用している樽もバーボン樽(メーカーズマーク蒸溜所の物)で、バーボン樽自体がアメリカンホワイトオークを使用しているので何で改めてこのネーミングにしたのかと思ったら、なんとラフロイグ蒸溜所でもun-charred(強く焼いていない)といいますからおそらく新樽を使用して熟成させた原酒をこのウイスキーには使っているようです。
また説明によると、double matured(2つ方法で熟成)となっているので、新樽だけではなくバーボン樽熟成の原酒と合わせてボトリングされているそうです。
まっ!ラフロイグ好き、アイラモルト好きにはちょっと気になるラフロイグですよね。
因みに価格はリッター瓶で55ユーロ、アルコール度数は40%だそうです。
そしてこのラフロイグは、免税店向け限定シリーズの第2弾で(第1弾は昨年発売のLaphroaig PX Cask)、今年の後半には第3弾の「Laphroaig An Cuan Mor」というのをリリースするそうです。
Laphroaig An Cuan Mor」についての詳細はまだ発表されていませんが、これもどんなラフロイグなのかちょっと気になりますよね。
そんな訳で、新しいラフロイグが免税店向けに発売されますが、最近はラフロイグに限らず、色んな蒸溜所・メーカーが免税店限定の商品を作りリリースしています。
なので、海外に行かれる機会のある方は、是非免税店に立ち寄り、そこでしか手に入れられないウイスキーなど買ってみては如何でしょう?
実際の話、去年あるじがブナハーブン蒸溜所で試飲させて頂いたウイスキーも蒸溜所には売っておらず、免税店で買ってと言われましたからね。
てな訳で、最近の免税店はリッター瓶だけでなく、注目の商品が目白押しです。
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