あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 5%の下落だそうです。

barvirgo2015-03-13

これは英国内での700mlサイズのスコッチウイスキーの販売数量が2013年に比べ減った割合だそうです。
2013年がおよそ8,750万本、そして昨年が8,330万本だったそうです。
因みに2009年が約9,200万本だったそうなので、5年間で約9.5%も減っているそうです。
これは昨年まで続いていたエスカレーターデューティーというウイスキーの税金が毎年上がっていた事の影響もあると思われ、税金が上がるのは止まりましたが、スコッチウイスキー業界はそれだけでは満足せず、現在は税率2%の引き下げを求める運動をしています。
なにしろ現在英国内でウイスキーに掛かっている税率は78%ありますからね。
という事は5,000円のウイスキーを1本買うと、約4,000円が税金って訳です。
とてつもなく高いですよね。
なので同じスコッチウイスキーを買うなら英国で買うより日本で買った方が安いのです。
スコッチウイスキーの本体価格に関税、日本の酒税、そして代理店などが得るマージンが乗ったとしても日本の方が安いのです。
で、実は来週の水曜日(18日)に英国の議会で予算が決まるそうなので、ここでスコッチウイスキー業界が求めている税率2%の引き下げが認められるのか?ちょっと注目したいところです。
たかが2%されど2%で、英国でのスコッチウイスキーの価格が少しでも安くなれば、日本での販売価格も実は現地の価格を参考に値付けされているので、今上がり気味のウイスキー価格が少しは抑えられるかもしれませんしね。

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