あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

お会計

でよく使われる言葉に「お愛想」というのがあります。あるじは昨夜、お客様とうちの嫁と3人で話している時に知ってビックリしたのですが、結構知っていて当然と思っていても、みんながみんな知っているとは限らないということでした。特にこの「お愛想」の使い方は、本来お店側がお会計をするときに、お客様に良いサービスが出来ていないのでは、と気を使って「愛想無くてすみません。」と使ったりとか、または「お金の話なんて無粋で愛想の無いことですが、お勘定お願いします。」みたいに使っていたもので、お客様の側から使うのは、「この店には愛想が尽きたから精算してくれ。帰る。」という意味になって、お客様の使う言葉では無かったのです(気に入らなくてもう2度と来てやるもんか!と思って使うならいいのでしょうが)。それがいつのまにか、たんなるお会計の時に使う符丁になってしまったようなのですが、出来ることなら使わない方がいいとあるじは思います。で、こんな事は、うちの嫁なら知っているものだと思っていたら、昨夜の会話で知らなかった事を知り、「結構知らない人多いよ。」と言われ、ここで書くことにしました。なので、お会計の時は、素直に「お会計(お願いします)。」とか「チェック(お願いします)。」の方がいいでしょう。後、お会計の時に、すぐカードを出されるお客様がいらっしゃいますが、出来れば止めた方がいいと思います。それは店にもよるし、殆んどの店はやっていないと思いますが、本来はカード会社との契約違反になるので禁止されているお会計の水増しがあるからです。それはカードを使われると、店はカード会社に手数料を取られる為に、店によってはその手数料分をお会計に乗せるのです。ですからお会計の時は、まずいくらになるのか金額を見せてもらってから、カードを出すなり現金で払うなりされた方がいいのです。こうすれば、先に見せられた金額とカードの伝票に印字されている金額が違えば、店に「これはおかしい、カード会社に報告するよ。」とでも言えば、余計なお金を取られることも無いはずです。その他に注意することがあるとすれば、BARやちゃんとしたレストラン等では、席を立たずにテーブル(カウンター)でお会計をされた方が、スマートで格好いいです。今日はとりあえずはこんなところで、後何か気がついた時はまたここに書きますので、よろしく読んでやってください。では、