BAR Virgoからのお知らせ!

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 バーボンも

ウイスキーです。
時々お客様に、「ウイスキーとバーボンの違いは何?」と聞かれる事があります。
勿論バーボンがウイスキーだとご存知の方もいらっしゃると思いますが、まだまだご存知のない方も多い様なので、ここで改めてバーボンについて簡単に説明します。
先ずバーボンはアメリカのウイスキーです。
主にケンタッキー州で造られていますが、最近は結構色んな州で造られるようになっています。
主原料はトウモロコシですが、あくまで主原料でトウモロコシのウイスキーというわけではありません。
トウモロコシは51%以上80%未満使用し、ライ麦(小麦の場合もあり)とモルトの3つを合わせて原料としています。
で、上記原料の構成比をマッシュビルといいます。
因みにトウモロコシを81%以上使用して造られるウイスキーはコーンウイスキーに分類されます。
そして以前にも書きましたが、ウイスキーといわれる為にはモルトを使って上記の原料を糖化しなければいけないのですが、アメリカの場合酵素剤を使用する事が法律で認められている為、蒸留所によってはモルトの使用量を少なくし、酵素剤を加えているところもあります。
とはいえ、ちゃんとモルトも使っているので、バーボンのボトルの裏に書いてある原料というところを見ると、「モルト、グレーン」と書いてあります。
そして蒸留方法に関しての決めはないらしく、連続式蒸留機で製造している蒸留所と、単式蒸留器で製造している蒸留所があります。
また熟成はオーク材の新樽と決められていて、再利用される事はありません。
それと樽の内側を強く焼く(チャー)のも特徴といえます。
で、熟成は最低2年とこれも法律で決められていて、2年以上熟成させたものを「ストレートバーボンウイスキー」といいます。
なのでバーボンは、ストレートとウイスキーをはずした省略した呼び方だと思っていただくと良いと思います。
で、スコッチウイスキーが熟成を最低3年にしているのにバーボンが2年なのは、スコットランドに比べ気温が高く、寒暖の差も激しく熟成が早い所為でもあるようです。
以上、バーボンについて簡単に説明させて頂きました。
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