あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 2012上半期スコッチウイスキー輸出額ベスト20

が先日発表されました。
スコッチウイスキーの輸出額全体では伸びており、アメリカ、台湾、ヴェネズエラ、ラトヴィア、エストニア、インドなどが高い伸びを示しています。
そして昨日ツイッター等にはちょっと書いたのですが、日本は世界的には伸びている中非常に数字を落としています。
前年同期比で見ると、金額が£40.2m(50億円強)から£31.6m(40億円弱)と半期で10億円強落ちているのです。
円高や入ってくるウイスキーの価格等が違うにしても、この落ち込みは悲しすぎますよね。
因みにウイスキー消費量アジアナンバーワンの台湾は、この上半期だけで£80m(約100億円)スコッチウイスキーを輸入しているそうです。
とても小さい国なのに日本の3倍以上輸入しているわけですから、海外のメーカーが日本のウイスキーライヴに来るより台湾を選ぶのも仕方ないと思っちゃいますよね。
一昔前(あるじの若い頃)であれば、日本に居れば手に入らないお酒は無いといわれていましたが、この数字を見る限りこのままいけば日本で飲める(少なくとも)ウイスキーの種類は減るでしょうね。
ウイスキーは造るのに時間が掛かるわりには価格も手頃で、且つ繊細な味わいのお酒でとても日本人の口に合うと思うので、とても残念です。
是非「小言」をご覧の皆様には、皆さん自身は勿論周りのご友人等にウイスキーを勧めて飲んで頂きたいものです。
で、ちょっと前ふりが長くなりましたが、折角なので、今年の上半期(2012年1月〜6月)のスコッチウイスキー輸出額上位20ヶ国を1位から順に紹介します。
では1位から、アメリカ、フランス、シンガポール(東アジアの拠点)、台湾、スペイン、韓国、ドイツ、南アフリカ、ヴェネズエラ、UAE、ブラジル、メキシコ、ラトヴィア、そしてやっとここに日本(14位)、中国、オーストラリア、インド、カナダ、エストニア、アルバとなっています。
それで、金額等が気になる方は、こちらのページからPDFがご覧になれますので、宜しければチェックしてみてください。
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