あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

  BenRiach Single Cask Batch 14(ベンリアック・シングルカスク・バッチ14)

barvirgo2017-09-07

スペイサイドのシングルモルトスコッチウイスキー、ベンリアックからシングルカスクウイスキー7種類のリリースを発表しました。
これらが日本で発売されるかどうかは分からないのですが、今回のリリースがベンリアックのマスターディスティラーがビリー・ウォーカー氏からレイチェル・バリー女史に変わってから初のシングルカスクリリースで、この7種のシングルカスクシングルモルトウイスキーの評判が今後ベンリアック・ディスティラーズ社がリリースするウイスキーが今後も楽しめるのか?1つの判断基準になるのかな〜と気になったので取り上げました。
やはりいくら同じ蒸溜所のウイスキーとはいえマスターディスティラーが変わったわけなので、定番品はともかくこうしたシングルカスクリリースやリミテッドエディション(限定品)はマスターディスティラーの個性が現れるでしょうしね。
特にレイチェル・バリー女史がモリソン・ボウモア社を辞めてベンリアック・ディスティラーズ社に移って最初のリリースなので、本当気になるんですよね。
という事でレイチェル女史がどんなシングルカスクをセレクトしたのか簡単に紹介すると、若いシングルカスクで9年、長熟でも12年だそうで、ノンチルフィルター・ノーカラーリング・カスクストレングスのシングルカスクとしては全般的に手頃な価格帯になっているそうです。
最近は価格高騰気味のウイスキー業界、こういう配慮は嬉しいですね。
そして7種類のうち5種類がピーテッドで2種類がアンピーテッドだそうです。
また組み合わせは割愛させて頂きますが、樽種としてはファーストフィルのオロロソシェリー樽にファーストフィルのヴァージンオーク樽、それにファーストフィルのポートパイプ樽にファーストフィルのマルサラワイン・ホッグスヘッド樽だそうです。
まあ確かにこれなら若い原酒をボトリングしたのも納得だなって感じですかね。
という訳でベンリアック・ディスティラーズ社の今後を占うベンリアック・シングルカスク・バッチ14、現地での評価や幾つかは日本に入ってくることを楽しみにしたいと思います。
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