あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「グレンリヴェット12年」が

barvirgo2017-09-09

今後3年掛けて復活するそうです。
なんて書いても日本に居ると何のこと?って思われると思いますが実は「グレンリヴェット12年」、発売されているのは世界中でも限られたマーケットのみで、本国スコットランドを含めヨーロッパなどウイスキーの主要マーケットでは販売されていなかったのです。
日本でニッカウヰスキーの「余市」や「宮城峡」が年数表記のものが無くなったのと同じで世界的なウイスキー需要の伸びに原酒が不足し、2年前にいったん販売を終了していたのです。
まあそこでリリースされたのが「ファウンダーズリザーヴ」で、12年未満の若い原酒も使って「12年」の代わりに世界中で販売されていたわけです。
このあたりもニッカさんと似ていますよね。
そしてこの「ファウンダーズリザーヴ」がとても当たったらしく年間で約30万ケース売れるようになり、12年以上の熟成原酒をだいぶ蓄えられるようになってきたんだそうです。
それにしてももともとも規模が大きいせいか、原酒の蓄えを回復させるのも早いんですね。
そして今すぐ世界中のマーケットで復活という訳ではないようですが、後3年も経てばまた世界中で「グレンリヴェット12年」が飲めるようにするっていうのですから、まあ流石グレンリヴェットだなって感じです。
そして昨日のモダンモルトウイスキーマーケットでペルノリカール・ジャパンの方ともお話させて頂いたんですが、そんな原酒不足のなか日本市場では途切れることなく「グレンリヴェット12年」をリリースし続けてくれた事に、ウイスキーをメインに提供するバーを営む身として心より感謝したいと思いました。
てな訳で、まあ今までも普通に飲んでいましたが、今後は心おきなく「グレンリヴェット12年」が飲めるし飲んで貰いたいと思うあるじなのでした。
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