あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Daftmill(ダフトミル)を


BBR(ベリーブロス&ラッド)が自社のポートフォリオに加えたと発表しました。
ダフトミル、この名を知っていらっしゃる方はかなりのスコッチウイスキー好きじゃないかと思われますが、Francis Cuthbert(フランシス・カスバート)氏とIan Cuthbert(イアン・カスバート)氏2人の兄弟がローランド地方ファイフのCupar(クーパー)近郊に2003年設立し2005年のセントアンドリューズデー(11/30)に製造免許を取得、そして同年の12/16からモルトウイスキーの製造を始めた小さな蒸溜所です。
知る人ぞ知るという蒸溜所で、原料の大麦も自社畑で収穫された物だけを使っている完全家族経営というか、どちらかというと農業の合い間にウイスキーを造っているというような蒸溜所です。


そして最初の蒸溜からすでに12年が経とうとしているのにいまだシングルモルトウイスキーとしてリリースされていなかったのが、今回BBRと契約した事によりついに世に出ることが決まったのです。
BBRとしても今まで育ててきたグレンロセスというシングルモルトウイスキーのブランドを失った直後なので、ダフトミルを自社のポートフォリオに加えられた事は結構大きいのかなと思われますしダフトミルのオーナー、イアン・カスバート氏も“Daftmill is pleased to appoint Berry Bros & Rudd as global distributor and we look forward to releasing the first single malt to the market place in the near future.”と仰っていて、ダフトミルの初めてのシングルモルトウイスキーがもう直ぐリリースされることを楽しみにしているようです。
またBBRをglobal distributorと言っているので、英国内のみならず海外での販売も視野に入っているのかなと思われ、かなり高い可能性で何れ日本でも販売されるんじゃないかとあるじとしても期待したいと思います。
あっ!そういえばうちのお客様が数年前にダフトミルを訪れているので、発売されたら喜ぶんじゃないかな・・・
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