昨日はあるじの店が取引させて頂いている酒屋と輸入代理店・ジャパンインポートシステムが共催する試飲会に行ってきました。
因みにジャパンインポートシステムは、「ベンロマック」という蒸溜所オフィシャルのウイスキーも扱っていますが、ゴードン&マクファイルやキングスバリー、ダグラスレインやハンターレインといったインデペンデントボトラー(独立系瓶詰業者)がリリースするウイスキーなど数多く扱っている代理店です。
で、ここ数年のウイスキーブームもあってかインデペンデントボトラーがリリースするウイスキーは価格上昇傾向にあるので、あるじの店でも仕入れる時は出来る限り試飲してから仕入れたいと思っているので、こうした試飲会はとても助かっております。
なにしろメールなどでも沢山の案内が届きますが、その商品のテイスティングノートに悪い事など書いてあるわけもなく、にも拘らず限定品が多い為その価格は高く最近ではコストパフォーマンスが悪いと感じられるウイスキーが本当に多くなっているからです。
まっ!それでも凄いなと思うのは、とても高額で実際に価格に見合った味わいなのかどうか分からないお酒でも結構直ぐに売切れてしまうことです。
これらがお客様に提供することを考えているお店が仕入れているのか?はたまた個人の方が自分で飲む為か飾る為に買っているのか?本当にブームって怖いなと感じます。
で、そんな中、あるじはお店で提供する為のウイスキーを探す為に試飲会やウイスキー・イベントに顔を出すようにしています。
やっぱり自分で飲んでこれならお客様に提供出来るなというものを仕入れたいですしね。
そして試飲、全てを飲んでいたらたんなる酒好き、飲み過ぎては味わいなど分からなくなってしまいます。
なので出品リストが大事になってくるのです。
例えば今回の試飲会ではウイスキー以外の出品もありましたが、ウイスキー以外はまずパスします。
仕入れ目的なのでウイスキーのみ試飲です。
そして味わいも大事だと思っていますが、出来るだけウイスキー本来の味わいが楽しめるノンチルフィルター(冷却濾過をしない)ウイスキーに絞ります。
それと知り合いのバーテンダーがこれ美味しいよと言われたものでも蒸溜所オフィシャルが普通に出回っているシングルモルトウイスキーなどは殆ど試飲しませんでした。
オフィシャルがあるんだったらオフィシャルをお客様には出来るだけ勧めたいですしね。(もちろん例外あり)
という訳で日本ではオフィシャルの販売がないものや並行品はあっても正規品がないウイスキー等に絞って試飲し、若干その他のウイスキーなど幾つか飲み、そして今回は3本オーダーをしてきました。
という訳ですっごく美味しいものが仕入れられたか?と聞かれると微妙ですが、提供させて頂く価格には見合うウイスキーは仕入れられたと思っています。
という訳で、今回注文して来たウイスキーは来月入荷致しますので皆さん宜しければBAR Virgoに飲みに来ていただければ幸いです。
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