あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スコッチウイスキー2018上半期

barvirgo2018-10-24

の輸出についてSWA(Scotch Whisky Association/スコッチウイスキーアソシエーション)がその数字を発表しました。
なのでその数字や概要をここでは簡単に紹介します。
まず今年の上半期の輸出額ですが19億7千万ポンド、日本円にして3,000億円弱ってところで、昨年の上半期に比べ10.8%増えたそうです。
そして輸出量でみると約5億5,800万本、こちらは前年比5.6%の伸びだったそうです。
まあ毎日毎日どれだけ輸出しているんだ!って感じですね。
それでスコッチウイスキーの中でシングルモルトはどうなっているのかというと前年比14.4%増の5億5,000万ポンド(約820億円)で輸出全体に占める割合が28%にまで上がったそうです。
ほんの一昔前まではブレンデッド95%モルト5%、なんて言われていたのが懐かしくなるぐらいシングルモルトウイスキーの輸出、凄い増えているのが分かります。
もちろんブレンデッドスコッチも伸びていて前年比8.9%増の12億6,000万ポンド売り上げたそうです。
で、因みにシングルモルトとブレンデッドの売上げを足しても19億7千万ポンドのならないのはそれ以外にバルクウイスキーなんていうのも輸出されているからです。
まあ日本のウイスキーも凄く売れるようになっていますがやはりスコッチウイスキー、とんでもなく売れているのが分かります。
そして今年の上半期で見ると中国・インドへの輸出が非常に伸びていて、こちらも前年比が中国34.8%、インド44.4%と大幅に増えたんだそうです。
この世界1・2の人口を誇る国の方達があんまりスコッチウイスキーを飲むようになると、日本のマーケットとしての価値が下がりそうでちょっと怖い気がします。
あとSWAのレポートとしては今回の調査で輸出量で39%、輸出額で31%をしめたEUが来年3/29から施行される予定のブレグジット後にどうなるのか?それを非常に気にしているのが分かります。
なにしろ今まで掛かっていなかった関税が掛かるかもしれないのですからスコッチウイスキー業界、どうなるのか心配で仕方ないんでしょうね。
などなど全てをここで紹介は出来ませんが、今年の上半期のスコッチウイスキーの輸出についてSWAの発表からでした。
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