あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 マルスウイスキーを

barvirgo2009-05-03

リリースしている本坊酒造の信州ファクトリーに行って来ました。
ここ数年、あるじはスコットランドの蒸留所を少しずつですが見て回るようになり、ウイスキー造りの奥深さや蒸留所で働く人達のウイスキーに対する愛情を肌で感じ、まだ訪れていない日本の蒸留所も見て 回らなくてはと思い、ゴールデンウィークの今日、マルスウイスキーを造っている本坊酒造の信州ファクトリーに行って来たのです。
ただ、マルスウイスキーを御存知のない方もいらっしゃると思うので簡単に説明 すると、鹿児島県にある明治5年(1872年)創業の焼酎メーカー・本坊酒造が、昭和24年(1949年)にまずウイスキー製造免許を取得して鹿児島でウイスキー造りを始め、昭和35年には山梨工場を新設、その後、昭和59年まで鹿児島と 山梨でウイスキーを造っていたようですが、昭和60年に現在の長野県宮田村に移転、生産をこの地に移したそうです。
そして、マルスウイスキーのブランド名で鹿児島・山梨時代を含め30年以上販売され続けていますが、マルスウイスキー知名度が上がらず売れないせいか、 ここ10余年は仕込みをしていないそうです。
とはいえ、昔造った原酒が貯蔵庫に眠り、今も幾つかの商品がリリースされて います。
まっ、そんな訳で今日は本坊酒造の信州ファクトリーを訪れ、貯蔵庫や製造棟を見させて頂きました。
で、見学して思ったのは、10年以上仕込みを行っていない所為なのでしょう、  ポットスティルがくすんで見え何だか寂しそうなんですよね。
マルスウイスキーは決して悪くないウイスキーですし、このままだといつかは無くなってしまいかねないので、是非皆さんにも一度は飲んでもらいたいです。


―P・S―
Shigeさんへ
本日はあるじの思い付きで長野県の駒ヶ根に在るマルスウイスキーの信州ファクトリーまでお付き合い頂き本当にありがとうございました。
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