5月2日(月)スプリングバンク蒸溜所の見学を終えた後は、続けてグレンガイル蒸溜所を見学しました。
案内をしてくれたのはスプリングバンクの時と同じでフレイザー氏、とても感じの良い好青年でした。
因みにグレンガイル蒸溜所はスプリングバンク蒸溜所から歩いて10分と掛からない場所に在り、2004年からウイスキーの製造を開始したのですが、1872年から1925年まで操業していた最初のグレンガイル蒸溜所が在った場所に再建されていて、現在はモルティング・キルニング(発芽・乾燥工程)まではスプリングバンク蒸溜所で行なわれたモルトを、ミリング(麦芽粉砕)からディスティリング(蒸溜)まで行なっている蒸溜所なのです。
またあるじは今回でキャンベルタウンを訪れたのは3回目なのですが、過去2回はグレンガイル蒸溜所の見学は出来なかったので今回初めて見学させて頂き、とても嬉しかったです。
そして蒸溜所に到着して先ず最初に見せて頂いたのが左の写真の場所、グレンガイル蒸溜所で造られているシングルモルトウイスキー「キルケラン」のラベル(写真右)のモチーフとなった蒸溜所裏手の壁に空いた窓、写真だと教会の塔が小さく写ってしまうのですが、実際に見ると確かにラベルに近い感じで塔も大きく見えました。
そして蒸溜所見学、先ずはミリングルームからフレイザー氏も言っていましたがスプリングバンクが伝統的な造り方を守っているのに対し、グレンガイルはモダンで近代的、コンピューターで管理している部分も多いそうです。
とは言っていましたが、ウォッシュバック(醗酵槽)は木製でした。
但しスイッチャー付き、しかも使っていない時期が長いせいか、ウォッシュバック1槽は虫が食っていて使用出来ない状態でした。
木製のウォッシュバックというのは維持するのが大変だと聞いてはいましたが、こんな虫が食うなんて事もあるのかとビックリしました。
そしてポットスティル、もとはグレーンウイスキーを造るインヴァーゴードン蒸溜所内に在ったモルト蒸溜所、ベンウィヴィスで使われていた中古のポットスティルだそうですが、綺麗に手入れをしてありました。
また先にも少し書きましたがこの蒸溜所の稼動期間は短く、年に6週間しかウイスキー造りは行なっていないのだそうです。
あまりに短いので何度も聞き返しましたが、本当に6週間だそうです。
まあ何れはもっと伸ばすそうですが、6週間しか動かさないのは勿体ない気がしました。
〜続く〜
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