あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

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昨夜、最初にお客様がお見えになった時間です。
19時(PM7時)に店を開けてだから、今日はダメかな?と
思い始めたところなので、ちょっと嬉しかったです。

さて、今日は昨日少し書いたように、BARについて書きます。
まずは誰でも簡単に良い店か、悪い店か判る方法をお教えしたいと思います。
それは、BARに行けば必ず並べて置いてあるお酒を見ることなのです。
というのも、お酒には常温で置いておいて良いものと、冷蔵庫や冷凍庫に
入れておかなければいけないものがあるからです。
それは、皆さんが勘違いしやすいジンやウオツカなどのカクテルベースになる
スピリッツというお酒ではなく、ワインを原料に造られているお酒(酒精強化ワイン)や、ベリー系のリキュールにクリーム系のリキュールです。
これらのお酒は酸化したり、痛んだりするので、常温で置いておいてはダメなのです。ですから、初めてのお店に入ったら、まずはカウンターに座るのが良いでしょう。そしてバックバーと呼ばれるお酒の並んでいる棚を見て、先ほど書いたお酒類が置いてあるかないかを見ると良いでしょう。
しかし、こう書いてもそれはどんなお酒なの?と思われる方もいると思います。
なので、いくつか例をあげたいと思います。
まず皆さんにわかりやすいのは、カシスのリキュールではないかと思います。
よくカシスソーダやカシスミルク、カシスオレンジなどを注文されるじゃないですか(特に女性は)、その時にカシスのリキュールを、どこから取り出すのか見れば、その店がお酒のことを知っていて、ちゃんと管理しているのか、いないのかわかる訳です。後は皆さんが知っているお酒だと、ベルモット(銘柄で有名なのはチンザノ)やシェリー酒に、ベイリーズなどのクリーム系のお酒を
バックバーに置いてあるお店は、高いとか、安い店とか関係無しに、良い店とはいえないと思います。これらをふまえ、皆さんも良い店で、楽しくお酒を飲んでください。では、続きはまた