あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 命の水

先日お見えになったお客様にもお話ししましたが、お酒のことを「命の水」と言っているものが結構あるんですよね。
まずはどこのBARでも必ず置いてある「ウイスキー」にしても、その語源は「Uisge-beatha(ウシュクベーハー)」というゲール語の「命の水」という言葉から来ていますし、
フランスでは「ブランデー」の法的名称が「オー・ド・ヴィー(生命の水)」となっています。
そして北欧で飲まれている地酒は「アクアビット」と言って、ラテン語「Aqua-vitae(生命の水)」からそのままきていますし、
「ウオツカ」も、「生命の水」のロシア語であるジーズナヤ・ヴァダー」の「ヴァダー(水)」が変化したものだそうです。
と言うことで、BARには「命の水」がたくさん置いてあるのです。なのでこの暑い中、是非BARで「命の水」を飲んで元気になって下さい。