あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Dry=辛口!

と、皆さん思っていませんか?
今回は正確にはお酒の話ではないのですが、BARであれば当然使う為に置いてあるジンジャーエールについて書きます。
ジンジャーエールはいくつかの会社が出していますが、よく使われているのは「ウイルキンソン」か「カナダドライ」の製品だと思います。
そして「ウイルキンソン」のジンジャーエールには、辛口のものと甘口のものがあるのです。なので、そこそこのレベル以上のBARであれば、「ウイルキンソン」を使っており、2種類を上手く使い分けているのです。
で、今日の見出しの話に戻るのですが、「ウイルキンソン」のジンジャーエール「Dry」と書いてある方が甘口になるのです。
なので、先日お見えになったお客様は、ジンジャーエールに辛口・甘口あるのはご存知だったようですが、「Dry」が辛口と思っていた為か、「ジンジャーエール、Dryください。」と注文されたのです。
まぁこれは辛口の方が欲しいのだな、と分かるからいいのですが、本当に格好つけたいのなら「Dry]の方が甘口と知った上で「Dryじゃない方くれる。」と言えると、お店の方も「お!このお客すごいな」と一目置いてくれるかもしれませんよ。
知らずに「Dry」と言ってると、何だこの客知ったかぶりして、と思われちゃいますからね。
って言うことで、今回は「Dry」=「辛口」ではないという話でした。