あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ポートエレン ザ・ファイナルヴィンテージ」

barvirgo2007-11-09

を今年も入荷しました。
インデペンデントボトラーのダグラスレイン社が出しているオールドモルトカスクシリーズの「ポートエレン 1983年 ザ・ファイナルヴィンテージ 24年」を、1本ですが入荷致しました。
「ポートエレン」はアイラモルト好きの方にはとても有名なシングルモルトウイスキーで、1983年に蒸留所は閉鎖、ポットスティルなどの蒸留設備は撤去され、再稼動する可能性は無いといわれる幻(大げさ)のシングルモルトウイスキーなのです。
なので、市場に出回る「ポートエレン」は、閉鎖される1983年5月以前に蒸留されたものだけで、所有するディアジオ社や各インデペンデントボトラーが在庫の中から少しずつリリースされている物なのです。
そして、そんな中であるじが気に入っている「ポートエレン」が、このダグラスレイン社が出すオールドモルトカスクシリーズの「ザ・ファイナルヴィンテージ」なのです。
これは2004年からリリースされていたらしいのですが、「あるじの店」で入荷したのは今回が3回目で、過去2回ともとても気に入っていましたが、今回もそれに 勝るぐらい自分では気にいる物でした。
長期熟成されていながらもアイラらしさがあり、香り・味わい・余韻ともとても楽しめます。きっとボディがしっかりしているんでしょうね。
で、因みに今回の「ポートエレン」は、1983年2月蒸留、2007年7月ボトリング、リフィールバッド熟成、ノンチルフィルター・ノーカラー、カスク番号3508、ボトリング数は472本だそうです。
「あるじの店」では前回・前々回にリリースされた物も入荷致しましたが、長期熟成品で多少値段も張る割りには人気も高く、過去2回とも早々に売切れてしまいました。
今回は、また少し値段が高くなってしまいましたが、アイラ好き、「ポートエレン」 好きの方には大変おすすめの商品なので、是非無くなる前に飲んで頂けたらと 思います。


−P・S−
今日はちょっと思い入れのあるウイスキーだったので、「あるじの店」のホームページだけでなく、この「小言」でも紹介させて頂きました。