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 メーカーズマーク蒸溜所も拡張

barvirgo2014-03-02

赤い封蝋がトレードマークで人気も高い、バーボンウイスキーのメーカーズマーク、特に近年需要が伸びて、ほぼ1年前にはアルコール度数3%下げても味は変わらない発言などで物議を呼び、アメリカ国内では欠品が起こる事もしばしばという状況でしたが、親会社のビーム社がサントリーに買収される事も決まったせいか、6,700万ドル(70億円)掛け生産能力を倍増出来るよう来月にも工事を始めるそうです。
ジャパンマネー、早速生かされるようですね。
とはいえ、それでも拡張し新たな蒸溜機で造られたメーカーズマークが世に出るには最低でも6年は掛かるそうです。
需要が伸びているとはいえ、最低限の熟成期間を守ろうと考えているのは良い事ですね。
なので将来的にはメーカーズマークの欠品騒動なんていうのは無くなっていくのでしょうが、やはりそこは現在の欠品も少しでも減らしたいせいか、メーカーズの親会社であるビーム社が開発したbarrel-rinse process(ジムビーム・デヴィルズカスクで使用している方法)を取り入れ、現在の品不足が少しでも解消するよう努めているそうです。
但し、アメリカで品不足を起こしていても、一応マーケットとして優先されているとの事で、日本でメーカーズマークが欠品することはないのだそうです。
なので今回のニュースなども日本に居るとあまり関係ないことなのかもしれませんが、もしメーカーズを飲んでいて味わいが変わったと感じる事があったとするなら今回の話がその一因なのかと分かり、納得も出来るんじゃないかと思うんですよね。
てな訳で、今後どんな展開になっていくのか?メーカーズマークはもちろんの事、その親会社のビームとサントリー、その動向には注目です。
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