あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「水」=

「チェイサー」と思っていらっしゃる方が日本人に多いのはナゼなのか???先日お客様と話して考えてみました。
確かに店によっては店員が隠語で「水」をチェイサーと使っている事も多々ありますし、それを格好良いと(思っているのか)真似る方が多いのも一因だとは思うのですが・・・、日本では水が無料(タダ)だと思っている方が多いのも一因ではないかと思うんですよね。
最近でこそ、ミネラルウォーターが色々販売されて、お水にお金を払うという意識も出て来たようですが、まだまだ水は無料だと思っているじゃないでしょうか。
茶店やレストラン、その他大体の飲食店は最初にお水を出してくれます。
もちろん無料で。
そして飲む飲まないは別にして、家庭でも水道のカランを回せば蛇口から飲める水が出てきます。
これも水道料金を払ってはいても、大した額ではないし、多くの方は水にお金を払っている実感は無いと思うのです。
海外では水道があっても、必ずしも水道から出てくる水が飲めるとは限らないし、水以外の飲み物の方が安い国もあったりするですけどね。
そして「チェイサー」はオーダーした飲み物ではなく、サービスで出してもらうものだから無料で出してくれるもの=「水」と思われているのもあるんじゃないかと思うのです。
しかし、先にも触れましたが、海外では飲料水が必ずしも安いとは限りません。 結構高かったりするので、BARやPUBに行って、チェイサーと言っても水が出てくるとは限らないのです。
って言うか、出ない事の方が多いでしょう。
まぁ、「チェイサー」=「水」じゃないのだから当然といえば当然なんですが・・・。
確かに「あるじの店」でも現在はお水(6種類)でお金を頂いていませんが、今後は多少高くてもお酒と相性の良い水を仕入れるかもしれません。
そうするとお金を頂いて、その水を提供する場合もあるかもしれませんし、他所のBARでも水の方が高いなんてところも出てくるかもしれません。
なので皆さん、「チェイサー」=「水」と思って安易に「チェイサー」と言うと、高くついてしまう事があるかもしれないので気をつけましょう。 ねっ!