あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ゴードン&マクファイル」の

古酒サンプルテイスティングに行って来ました。
「ゴードン&マクファイル」というのは、インデペンデントボトラー(独立瓶詰業者)で、基本的には蒸留所から原酒を樽買いして、自社のラベルを貼って売り出す 会社なんですが、その中でもこの会社は古く、19世紀末から自社ラベルのウイスキーを売っていたそうです。
そして、現在では自社で蒸留所を持っている会社でもあるのです。
で、そんな老舗のボトラーなもんで、結構各蒸留所の古い原酒を今でも持って  いるんですよね。
そこで、「ゴードン&マクファイル」の日本代理店をしている会社では、ボトリング して発売する前に、幾つかサンプルを持って来て、何人かのバーテンダーに   テイスティングしてもらうそうです。
で、ラッキーな事に今回自分もその1人に選ばれ、昨日は古くは1958年物から若いものでも1973年物のシングルモルトテイスティングさせてもらいました。
味わいは、若いものでも35年熟成で、古い物に至っては49年熟成だったので、全般的に香りは甘く、口当たりも甘いのですが、どうしても若干樽からタンニンが出てしまっているので、渋みがあるんですよね。
まっ!それでも、普段なかなか飲めない年代物のシングルモルトを飲め、いい 経験にもなったし、ちょっと幸せな気分にもなりましたね。
後はテイスティングコメントも書いたので、その中であるじが気に入った物が本当にボトリングされて、発売されるともっと嬉しいんですけどね。
はてさて?どうなることやら・・・