あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「キャメロンブリッジ」

barvirgo2008-12-25

これは、先日入荷したスコッチウイスキーの名前です。
ただしモルトでもなければブレンデッドでもなく実はグレーンウイスキーなのです。
現在では通常ブレンデッドウイスキーに使われる事が多く、グレーンだけでボトリングされる事は少ないのですが、時々というか若干ボトリングされ販売されています。
で、グレーンウイスキーって何?と思われる方もいらっしゃると思うので、簡単に説明いたします。
グレーンウイスキーは、トウモロコシや  小麦、ライ麦などを主原料に、大麦麦芽を加えて糖化、発酵させ、連続式蒸留機で蒸留して、後は樽で貯蔵し熟成させたものです。
ただ、昨年英国でウイスキーに関する法律の改正があり、モルト100%で造っても連続式蒸留機を使って蒸留するとグレーンウイスキーに分類される事になったそうです。
要は連続式蒸留機を使う事によって、原料の持つ個性が殆ど無いウイスキーを グレーンウイスキーと呼ぶという事なのでしょうね。
とはいえ、今回「あるじの店」で入荷した「キャメロンブリッジ」、ダンカンテイラー社と日本のウイスク・イー社が共同で樽の選定をし、日本市場限定でボトリングした「フロム ハントリー トゥー トウキョウ」というシリーズの1本でモルトウイスキーにも勝る最高レベルのウイスキーと判断してボトリングされたそうです。
そして、あるじも実際に飲んでみて、グレーンとは思えない深い味わいがあったので入荷したんですよね。
なので、グレーンウイスキーを飲む機会もなかなか無いと思いますし、もし興味のある方は「あるじの店」に飲みに来て下さい。(なんてね!)
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