ウイスキーの飲み方
先週末、お見えになられたお客様に聞かれました。
｢ウイスキーって殆ど飲んだことないのですが、どんな飲み方があるんですか？｣
で、だいぶ前に書いた事はありますが、最近はウイスキーの紹介をしていても、どんな飲み方があるのか書いていなかったので、どんな飲み方があるのか紹介します。
先ずは｢ストレート｣、ウイスキーの色、香り、味わいをそのまま楽しみます。
次に｢水割り｣、日本では一番ポピュラーな飲み方かもしれませんが、ウイスキーに水と氷が加わります。
この｢水割り｣もサントリーでは｢ハーフロック｣といって、ウイスキーと水の割合が１：１で氷を加えるスタイルを推奨していたり、ニッカでは｢１・２・３｣といって、ウイスキー１に水が２、氷は３個でなんてスタイルを推奨していたり、また店によっても違ったりと色んな｢水割り｣があります。
３番目は今年流行の兆しが見える｢ソーダ割り｣、ウイスキーを氷の入ったグラスに注ぎソーダを加えます。
｢ソーダ割り｣イコール｢ハイボール｣ではないのですが、｢ソーダ割り｣が｢ハイボール｣の一種ではあるので、｢ウイスキーハイボール｣なんていう店もあるようです。
そして４番目としては｢ロック｣、ウイスキーを氷の入ったグラスで飲みます。水は加えません。氷が少しずつ溶けて味わいが変化していくのを愉しまれる方も多く、こちらも人気の飲み方です。
で、５番目としては｢トワイスアップ｣、ウイスキーと水が１：１で氷は入れません。これはウイスキーのアルコール度数を落とし、且つウイスキーの味わいや香りを起こしてあげる飲み方で、あるじの好きな飲み方です。そして冷たい水だと香りが立ちにくいので、水は冷えている物ではなく常温の物が良いです。
他にも｢ミスト｣といって、クラッシュアイスの入ったグラスにウイスキーを注いで 飲む飲み方や、｢フロート｣といってグラスに水を入れ、その上にウイスキーを浮かべ、ウイスキー飲むとそのままチェイサーとして水が飲める飲み方もあるし、冬の寒い時や風邪を引いた時にお湯で割る｢ホット｣なんていう飲み方もあります。
またそれ以外にもカクテルにして飲むなどの方法もあり、飲み方は色々です。 何よりも皆さんが美味しいと思う方法で飲むのが一番だと思います。
ただし、｢郷に入れば郷に従がえ｣で、スコットランドに行かれた際は、｢ロック｣、｢水割り｣はもってのほかで、｢ストレート｣、｢トワイスアップ｣(水はカウンターに 置いてあるので自分で注ぐ)で飲んでくださいね。 じゃないと99％怒られます。
まっ！何はともあれ皆さん、ウイスキーは色々あって、飲み方も色々あって楽しく美味しい飲み物なので、是非飲んでみてください。
