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 あるじ スコットランド西海岸を往く −12−

barvirgo2009-11-09

ベンネヴィス蒸留所
9月23日(水)、この日はまず午前中にベンネヴィス蒸留所を見学する事にしていました。
しかもありがたい事に、あるじ達が泊まっているホテルに、蒸留所のスタッフが車で迎えに来てくれる事になっていたのです。
まぁ〜、あるじ達はアサヒビールのアテンドで見学だったから特別というのもあるのでしょうが、ガイドをしてくれた方の話しや態度からすると、ニッカには相当感謝している感じがしたので、普通に見学に行っても、ホテルに迎えに来てはくれないでしょうが、日本人には丁寧に案内してくれるような気がしました。
何といっても、ニッカは日本の会社ですからね。
で、ベンネヴィス蒸留所に見学に行くのですが、その前に「THE ALEXANDRA HOTEL」の朝食を紹介します。
もし「小言」をご覧の方でフォートウィリアムに行かれる方がいらっしゃれば、前回のこのホテルの話と合わせ、参考にしていただければと思います。

そんな訳で、朝食はブッフェスタイルです。なので自分の食べたい物を好きなだけとって来て食べます。(写真はあるじの朝食、他にパンとヨーグルトを食べました)
用意されている物は、ソーセージやベーコーン、ブラックプディングビーンズ等々オーソドックスなスコティッシュブレックファーストメニューって感じです。
さて、朝食を終え9時前にホテルをチェックアウトし暫らく待っていると、蒸留所のスタッフの方が約束どおり迎えに来てくれました。
そして、蒸留所ではまず最初にビデオを見るのですが、音声はありがたい事に 日本語でした。
当然英語がメインで、その他の言語も用意してはいるのでしょうが、日本語があるというのはやはりちょっと嬉しいですね。
で、ビデオを見た後は蒸留所内の見学です。
一言でいうと大きい蒸留所でした。
日本での知名度が、ニッカが所有している割には低いので、生産量も決して多くないと思っていましたが、実際に蒸留所の規模からすると結構生産量は多いのだろうと感じました。

左:蒸留所全景 中:マッシュタン(糖化槽の中) 右:ウォッシュバック(手前オレゴン松、奥ステンレス)

左:スティルハウス(ポットスティルは初溜・再溜2基ずつ) 中:スタッフと比べるとスティルの大きさが分かります 右:スピリッツセイフ

左:ニューポット(原酒)が詰められる前の樽  中:第1ウェアハウス(貯蔵庫)  右:ウェアハウス内
そしてウェアハウスですが、ダンネージ式のウェアハウスとしてはとても大きく、 話を聞くと他の蒸留所の樽も預かって熟成させているのだそうです。って言うか、実際にこの目で他の蒸留所の樽も見ました。
また、ウェアハウス内は自分達が見学した後閉めていたので、もしかすると一般の見学ツアーでは見せてもらえないのかもしれません。
で、一通り見学を終えると、あるじ達はゲストルームに呼んでいただき、見学後のお楽しみ「ベンネヴィス」を数種類飲ませていただきました。

左:日本では販売していない「ベンネヴィス10年」中:「ベンネヴィス・シングルカスク」右:「グレンコー」(ヴァテッドモルト)
飲んだウイスキーの写真は3枚ですが、実際にはそれ以外にも幾つか飲ませていただきました。
しかも驚いた事に、今回見学に行った全員に写真右の「グレンコー」フルボトルを 1本プレゼントしてくれたのです。
本当に至れり尽くせりで、ベンネヴィス蒸留所とアテンドしてくれたアサヒビールには感謝してもしきれないと思いました。
こうしてベンネヴィス蒸留所での楽しい時間はあっという間に過ぎ、午前11時のバス(オーバン行き)に乗る為、また蒸留所のスタッフの方にフォートウィリアムのバス停まで送って貰ったのでした。                      つづく
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