昨日はWWA(World Whiskies Awards)の世界最高賞(アワード)を紹介したので、今日はICONS OF WHISKY 2012のウィナーを紹介します。
因みにICONS OF WHISKYは、ウイスキーの味わいというよりウイスキー業界で頑張っている、人であったり会社であったりを表彰するものです。
一昨年にはDistiller of the yearにサントリーが選ばれ、Retailer of the year Single outletには目白の田中屋が選ばれていたのですが、昨年からは何故だか分かりませんが、日本からは選ばれるどころかエントリー自体無かったようです。
日本でも頑張っているディスティラーやブレンダー、ショップもあるのだから、来年度は是非エントリーしてもらいたいですよね。
という話は措いといて、それでは今年の結果を紹介します。
まずWHISKY DISTILLER OF THE YEARですが、これはIrish Distillers Limitedが受賞しました。
これはアイリッシュウイスキーが近年人気を取り戻してきた中での貢献度などが評価されての受賞のようです。
そしてWHISKEY AMBASSADOR OF THE YEARはAshok Chokalingam氏、インドのアムルット蒸留所の方でアムルットウイスキーの認知度を広めたことが評価されての受賞のようです。
またWHISKY BRAND INNOVATOR OF THE YEARは、これもIrish Distillers Limitedで、アイルランドの伝統的なアイリッシュポットスティルの製法で造るウイスキーに再度力を入れつつ新たな商品を投入したことなどが評価されたようです。
そしてWHISKY VISITOR ATTRACTION OF THE YEARはJack Daniel Distillery、日本でも人気の高いジャックダニエル蒸留所です。とても訪れる人が多く人気だそうですが、蒸留所及び蒸留所のある街ではウイスキーが飲めないんですよね〜・・・、それなのに選ばれる。これは個人的にはちょっと不思議です。
そしてここからはショップですが、WHISKY ONLINE RETAILER OF THE YEARはMaster of Maltで、ネットでウイスキーを買う際検索しやすいことや情報量、またオリジナルの商品等をリリースしたことが評価されての受賞のようです。
当然日本で買えないウイスキーも沢山扱っているので、皆さんもアクセスしてみては如何?
そしてWHISKY RETAILER OF THE YEAR SINGLE OUTLETはThe Vintage Houseというイギリス・ロンドンにある50年以上続くウイスキーショップで、レアもの等も多いらしく、またお客様の相談にもよく乗ってくれるお店のようです。
そして最後、WHISKY RETAILER OF THE YEAR MULTIPLE OUTLETですが、これはLa Maison du Whiskyというフランスのウイスキーショップで現在フランス、シンガポール、レ・ユニオン島など5店舗を展開しているそうです。
これはフランス国内だけでなく海外にもショップを設けているので受賞したんじゃないかと思います。
以上がIcons of Whisky 2012の受賞者(社)ですが、受賞理由に関してはあるじの個人的解釈が入っているので、参考程度に読んでおいてください。
そして今回の結果を見ても、近年アイリッシュが頑張っていることが伺えるので、日本に入るアイリッシュウイスキーの種類がもう少し増えると良いなと思いました。
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