あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 7蒸溜所のバーボン原酒

barvirgo2013-07-22

を使った初めてのバーボンウイスキーがオークションに掛けられるそうです。
使われるのはヘブンヒル、ジムビーム、バッファロートレース、フォアローゼス、メーカーズマーク、ワイルドターキー、ウッドフォードリザーブの7蒸溜所の原酒で、作られるのはたったの2本、1本が先にも書いたとおり10月13日にアメリカ、ニューヨークでオークションに掛けられ、もう1本はその前日の10月12日に同じくニューヨークで行なわれるウイスキーフェスティバルのチケットホルダーに振舞われるそうです。
そしてなぜこのようなバーボンウイスキーが作られたかというと、ヘブンヒル蒸溜所のマスターディスティラー、パーカー・ビーム氏が筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気にかかっていると診断され、この病気に関する研究や患者のケアをする協会へ、今回のオークションの売上を送る為なんだそうです。
それに他の蒸溜所も協力して造られる事になったんですね。
そして造られたバーボンはノンチルフィルターのアルコール度数50%で、パーカー・ビーム氏はもちろん7蒸溜所のマスターディスティラー全員のサインが入るそうです。
まっ、チャリティーで造られるバーボンウイスキーなので仕方ないのかもしれませんが、2本といわず各蒸溜所から一樽ずつ提供してもらい、そしてバッティングしたバーボンを造り、その全ての売上を寄付すればとも思うのですが、そういうものでもないんでしょうかね?
なにしろ7蒸溜所の原酒を合わせ造り上げた夢のようなバーボンな訳ですから、飲んでみたいものなんですがオークションではかなりの額になってしまうでしょうし、どうしても飲みたい場合は10月12日に行なわれるニューヨークのウイスキーフェスティバルのチケットを押さえ、参加するしかないんでしょうね。
ちょっとあるじは無理ですが、バーボンが好きな方は検討してみては・・・如何?
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