「エンジェルズ エンヴィ」が
バカルディ社に買収されました。
「エンジェルズ エンヴィ」は元ブラウンフォーマン社のマスターディスティラー、今は亡きリンカーン・ヘンダーソン氏を中心に立ち上げた新興のバーボンブランドで、プレミアムバーボン市場で急成長しているブランドです。
現在リリースされているのは「エンジェルズ エンヴィ オリジナルポートカスク」と「エンジェルズ エンヴィ カスクストレングス」そして「エンジェルズ エンヴィ ライ」の3種類で、「オリジナル」は非公開ですがどこかの蒸溜所から調達してきたバーボンをポートワインの樽で追加熟成し、8〜12樽を選んでブレンドしたバーボン、そして「カスクストレングス」はそれをアルコール度数調整せずボトリングしたバーボン、そして「ライ」はラム樽で追加熟成させたライウイスキーです。
それでこの「エンジェルズ エンヴィ」ブランドに目をつけたのがバカルディ社で、バカルディ社のポートフォリオ拡充の為買収に至ったようです。
そしてこれはおそらく「エンジェルズ エンヴィ」側もリンカーン・ヘンダーソン氏が亡くなり、現在ご子息のウェス氏を中心に頑張っているようですが、来年オープンを予定している新蒸溜所の建設費用であったり、スモールバッチの表記で「エンジェルズ エンヴィ ライ」が訴えられている事への対応支援等も考慮し合意に至ったのかなと思います。
な〜んて色々考えるとせっかく誕生した「エンジェルズ エンヴィ」ブランドがこれから残っていくためには仕方ないのかなと思いますし、現在も少しは日本に入っていますが、あまり入ってこない「エンジェルズ エンヴィ」がもっと普通に日本でも飲めるようになるには、こうした大手グループ傘下でやっていくほうが良いのかもしれませんね。
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