あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 この年末年始に掛けて

barvirgo2016-09-16

日本でも新しいモルトウイスキー蒸溜所が誕生し操業を始めますが、ここ数年どんどん新規蒸溜所が誕生しているスコットランドでもまた2つ、新たな蒸溜所が操業を始めると英国のお酒サイトで報告されました。
1つは今年3/19の「小言」でも書いたTorabhaig Distillery(トラベイグ蒸溜所)、スカイ島に約200年ぶりに誕生するタリスカー蒸溜所に次ぐ2つ目の蒸溜所で、この年末までには蒸溜を始めるそうです。
そして蒸溜所が発表した計画では毎年約150万本分のシングルモルトウイスキーを生産し、また約5万人の見学者誘致を想定しているそうです。
年産何リットルではなく150万本分という発表は面白いなと思うのと、どういう形でボトリングするのか(加水するのか加水しないのか)分かりませんが150万本分というのは生産量としては少なく、やはりかなり小さな蒸溜所なんだろうなと思われます。
とはいえ年間の見学者を5万人も集めようとしているので、ヴィジターセンターは結構充実したものにしているのかもしれませんね。
そしてもう1つ年明けの早い時期にオープンすると発表されたのが、Drimnin Distillery(ドリムニン蒸溜所)というこれもスコットランド西海岸、島ではありませんが結構こんなところにという場所に出来る小さな蒸溜所だそうです。
あるじもどこに出来るのか地図で確認しましたが、「ここか〜!」とちょっとビックリしました。
ただ最近の日本でもそうですが、ウイスキーに注目が集まり新たにウイスキー造りに参入しようという方達が現れて、そして実際に蒸溜所が誕生する。
これは本当に嬉しい事ですし、やはりウイスキーを扱う仕事をしている以上あるじとしては出来る限り多くの蒸溜所を訪れ、それぞれの思いというか拘りなどを感じ、それをまた皆様に伝えてウイスキーの魅力を広められたらと思いました。
という訳で、こうして新たに誕生する蒸流所へも必ず足を運ぼうと心に誓ったあるじなのでした。

にほんブログ村